東芝は、コンパクトなフィルターレスサイクロン掃除機「トルネオV(TORNEO V)」シリーズの2013年モデル5機種を発表しました。
新型トルネオVシリーズ最大の特徴は、ダストボックスに加えて12気筒のサイクロン部分が水洗い可能になったことです。さらにコンパクトな新シリーズ「トルネオV コンパクト(TORNEO V compact)」が登場。こちらは10気筒のサイクロンで小型軽量化しています。
発売日は「トルネオV(VC-SG513・VC-SG413)」が2013年9月1日。「トルネオV コンパクト(VC-S43・VC-S33・VC-S23)」が2013年10月1日となっています。
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トルネオV(TORNEO V)2013年モデル
- VC-SG513(店頭予想価格83,000円前後)
- VC-SG413(店頭予想価格73,000円前後)
現行モデル「VC-SG512」「VC-SG412」の後継機種。「バーティカルトルネードシステム」を搭載する東芝製サイクロン式掃除機のプレミアムモデルです。新製品はダストカップ上の多段式サイクロンも水洗い可能になりました。
「VC-SG513」と「VC-SG413」の主な違いは「付属品」です。ちなみに旧モデル「VC-S312」の後継機種は発表されていません。
トルネオV コンパクト(TORNEO V compact)
- VC-S43(店頭予想価格75,000円前後)
- VC-S33(店頭予想価格65,000円前後)
- VC-S23(店頭予想価格55,000円前後)
「トルネオ ミニ」シリーズの後継機種となる完全新設計のコンパクトモデルです。「トルネオ ミニ」は「デュアルトルネードシステム」というサイクロンとフィルターを併用するハイブリッド方式でした。今回の「トルネオV コンパクト」は上位シリーズと同じフィルターレス方式の「バーティカルトルネードシステム」を採用しています。
「VC-S43」「VC-S33」「VC-S23」の主な違いは「ヘッド」「付属品」です。
→ 東芝ホームアプライアンス株式会社:吸引力が99%以上持続するサイクロン式クリーナー「TORNEO V」シリーズの発売について/プレスリリース
→ 東芝、水洗いに対応したフィルターを使わないサイクロン式掃除機 – 家電Watch
今回発表された2013年モデルの「トルネオV」5機種のうち、「VC-SG513」と「VC-SG413」は従来品のマイナーチェンジモデルです。小型サイクロン部分の水洗いが可能になったこと以外は、ほとんど変更がありません。
注目したいのは超小型サイクロン掃除機「トルネオV コンパクト」シリーズです。
従来品の「トルネオ ミニ」シリーズは、サイクロンによる遠心分離とフィルターを併用する「ハイブリッドサイクロン方式」だったため、掃除後にツマミを回してフィルターの汚れを落とす「手動クリーニング」が必要でした。
「トルネオV コンパクト」はフィルターに頼らず、10気筒のサイクロンだけでゴミと空気を遠心分離する「フィルターレスサイクロン方式」を採用。お手入れの手間が大幅に減りました。またフィルターレスサイクロンとしては、最小クラスの本体重量2.9キロを実現しています。
ボディが小さい分、集じん容積が少なく(0.25リットル)、運転音も大きめです(65デシベル)。また吸込仕事率も「180W」と国産サイクロン掃除機としては異例の小ささです。
しかし、ここまで小型軽量でフィルターレスサイクロン方式を採用する製品は他にありませんので、現在「トルネオ ミニ」の購入を検討している人は「トルネオV コンパクト」の発売を待ってみたほうが良さそうです。