東芝 トルネオV コンパクト VC-S33

「東芝 トルネオV コンパクト VC-S33（TOSHIBA TORNEO V compact VC-S33）」は軽量サイクロン掃除機「トルネオV コンパクト」シリーズのスタンダードモデルです。

本体質量2.9キロの軽量ボディと10気筒の「バーティカルトルネードシステム」が特徴。ヘッドは「自走式イオンカーボンヘッド」です。一部の付属品を省略して価格を抑えています。

後継機種は「東芝 トルネオV コンパクト VC-JS4000 ジャパネットたかたモデル」です（2014年10月発売）

製品情報

東芝 TORNEO V サイクロンクリーナー メタリックピンク VC-S33(P)

「トルネオV コンパクト VC-S33」は、「TORNEO V compact（トルネオ ヴイ コンパクト）」シリーズ3機種（VC-S43・VC-S33・VC-S23）の中間グレードモデルです。

本体カラーは「メタリックピンク」。付属品は「すき間ノズル」「お手入れブラシ」の2点です。

東芝 トルネオV コンパクト VC-S43との違いを比較

上位モデル「東芝 トルネオV コンパクト VC-S43」との違いを比較してみましょう。

主な違いは「付属品」「本体カラー」です。機能・性能に関しては「VC-S43」と全く同じ仕様となっています。

上位機種の「VC-S43」には、7種類のアタッチメント（伸縮ロングノズル・付属品用ホース・ロングブラシ・ふとん用ブラシ・洋服布用ブラシ・すき間ノズル）、アタッチメントを収納する専用バッグ（応用付属品収納バッグ）、お手入れブラシが付属しますが、本機の付属品は「すき間ノズル」「お手入れブラシ」のみに変更されています。

また本体カラーも「メタリックピンク」の1種類のみとなっています。

機能・性能

ボディは「トルネオV コンパクト」シリーズ共通の筐体を使用しています。凹凸が少ないデザインは引っ掛かりが少なく、狭い場所や家具の間もスムーズに通り抜けできます。またホイールをカバーで隠すことで、掃除機を持ち上げた時に服を汚さないよう工夫されています。

鉛はんだを使用しない電子ユニットの基板、発泡スチロールを使用しない梱包材など、有害な素材を控えることで製品全体に環境への配慮がなされています。

ヘッドはカーボン素材を使用して軽量化された「イオンカーボンヘッド」を搭載しています。

これはモーター駆動方式の回転ブラシを持つ吸込口で、他社製品では「モーターヘッド」「パワーブラシ」などと呼ばれています。軽く押すだけでヘッドが前進する自走機能を備えており、同じくカーボン製の延長管、小径ホースと合わせて軽く使いやすい構造となっています。

イオンカーボンヘッドには、ヘッドとパイプが平らになり高さ6.5センチ以上の隙間に入る「床ピタ設計」、静電気を抑制する「マイナスイオンプレート」、フローリングの菌まで拭き取る「Agブラシ」、水洗い対応のブラシ・お手入れカバーなど、便利機能が搭載されています。

サイクロンシステムは遠心分離のみで大半のゴミと空気を除去する「バーティカルトルネードシステム」を搭載しています。

プレミアムモデル「トルネオV」シリーズのバーティカルトルネードシステムは小型サイクロンが12気筒ですが、本機のバーティカルトルネードシステムは10気筒となっています。しかし基本的な構造は同じで、下段のダストカップ内で大きなゴミを分離・圧縮。上段に配置された10気筒の小型サイクロンで小さなゴミを除去。きれいな空気を外部に排出します。

バーティカルトルネードシステムは分離性能が高い「フィルターレスサイクロン方式」です。したがって遠心分離とフィルターを併用する「ハイブリッドサイクロン方式」のように、頻繁なフィルター清掃は必要ありません。しかし長期間使用する場合はモーターを保護する「排気清浄フィルター」のお手入れが必要になります。

国内メーカーが力を入れる省エネ機能については「節電アイドリング機能」を採用しています。これはグリップの「ecoモード」ボタンを押すと作動し、ヘッドが浮くと6秒後に運転を停止して消費電力をカットする機能です。しかし「トルネオV」シリーズに搭載される「ゴミ残しまセンサー（ゴミの量に合わせてパワー調節する機能）」は省略されています。

東芝 トルネオV コンパクト VC-JS4000 ジャパネットたかたモデル

ちなみに本機の派生モデルとして「東芝 トルネオV コンパクト VC-JS4000 ジャパネットたかたモデル」があります（2014年10月発売）

こちらは「VC-S33」をベースに「本体カラー」を変更。延長管をグラスファイバー素材にして軽量化。「ワイドピカッとブラシ」と「付属品」を追加したジャパネット限定商品となっています。

製品仕様