東芝 トルネオV VC-SG512

「東芝 トルネオV VC-SG512」は2012年型「TORNEO V（トルネオ ヴイ）」シリーズのハイエンドモデルです。

軽量・コンパクトな本体、フィルターレスのサイクロン方式「バーティカルトルネードシステム」が特徴。ヘッドは「自走式イオンカーボンヘッド」です。

後継機種は「東芝 トルネオV VC-SG513」です（2013年9月発売）

製品情報

東芝 サイクロンクリーナー トルネオV 掃除機 VC-SG512(R) グランレッド

「トルネオV VC-SG512（TOSHIBA TORNEO V VC-SG512）」は「トルネオV」シリーズ3機種（VC-SG512・VC-SG412・VC-S312）の中で最も高価格な上位機種です。カラーは「グランレッド VC-SG512(R)」と「ピンクゴールド VC-SG512(N)」の2色が用意されています。

他のモデルとの違いは「ボディカラーの種類」「付属品が多い」「ゴミ残しまセンサーを搭載」となっています。ちなみにサイズ・重量・基本性能は3機種とも同じです。

セールスポイント

「TORNEO V（トルネオ ヴイ）」シリーズは、ハイエンドモデル「TORNEO W（トルネオ ダブル）」のサイクロン技術を継承しながら大幅なコンパクト化を実現したモデルです。

集じん方式

大小2種類のサイクロンを垂直に重ねた「バーティカルトルネードシステム」を採用。ダストカップ部分のサイクロンで大きなゴミを空気と分離しながら約5分の1に圧縮します。さらに12気筒の小型サイクロンで目に見えない微細なゴミを除去する仕組みとなっています。

軽量コンパクトな設計

本体・ヘッド・延長管には、軽くて丈夫なカーボン素材を採用。細部の設計も見直すことによって、本体は約3.3キロ、ヘッド・ホース・延長管は約1.4キロとなり、従来品（VC-CG511X）と比較して2.1キロの軽量化を実現しています。

ヘッド・グリップ

ヘッド部分はモーターを内蔵する自走式「イオンカーボンヘッド」です。パワーアシスト付きなので、絨毯（じゅうたん）やカーペットでもスムーズに動かせます。

ヘッドの高さは約6.5センチの隙間にも入る薄型設計。マイナスイオンを発生させる「マイナスイオンプレート」により、フローリングのホコリをまるで乾拭きしたように除去できます。簡単にブラシを取り外しできるので、水洗い等のお手入れも簡単です。またグリップ部分は手首を曲げずに持てる「新らくわざグリップ」を採用しています。

省エネ機能

ボタンひとつで無駄な電力をカットし節電できる「ecoモード」を搭載しています。

ヘッドが浮いた状態になると自動で運転停止する「節電アイドリング機能」、センサーで汚れを検知しゴミの量に合わせてパワーを調節する「ゴミ残しまセンサー」、床の種類に合わせてパワーを調節する「床面識別」機能の組み合わせにより最大約52パーセントの消費電力を削減できるそうです。

付属品

付属品は「付属品用ホース」「伸縮ロングノズル」「ロングブラシ」「洋服布用ブラシ」「ふとん用ブラシ」「すき間ノズル」「お手入れブラシ」「応用付属品収納バッグ」の8点となっています。

感想・評価

長所

「VC-SG512」の特長は「フィルターレスサイクロン」方式であることです。

国内メーカーのサイクロン掃除機は、サイクロンによる遠心分離とフィルターを組み合わせた「ハイブリッドサイクロン」方式が多いのですが、本機は遠心分離のみでゴミを取り除くのでフィルターお手入れの手間がかかりません（ただしモーター保護フィルターのお手入れは必要です）

さらに「自走機能」「省エネ機能」「ゴミセンサー」といった便利機能を搭載しており、ボディが軽量コンパクトなのもポイントです。

短所

本格的なサイクロン機能を持つ「VC-SG512」ですが、残念ながらダイソンほどの遠心分離性能はありません（おそらくパテントの問題があると思います）

したがってモーター保護フィルターのお手入れ頻度は、ダイソンより多めになっています。また同じ国内メーカーのハイエンド製品と比べると運転音がやや大きめなのも弱点です。これについては購入前にお店のデモ機で確かめておいたほうが良いでしょう。

製品仕様