東芝 トルネオV VC-SG414

「東芝 トルネオV VC-SG414」はサイクロン掃除機「トルネオV」シリーズの上位機種です。

ヘッド・延長管・ホース・モーターの改良で従来機種より約200グラムの軽量化を実現。「自走式イオンファイバーヘッド」「ワイドピカッとブラシ」を搭載しています。

後継機種は「東芝 トルネオV VC-MG800」です（2015年8月発売）

製品情報

東芝 サイクロン式クリーナー(自走式パワーブラシ)ターコイズブルー【掃除機】TOSHIBA TORNEO V(トルネオV) VC-SG414-L VC-SG414-L

「トルネオV VC-SG414」は、2014年型「TORNEO V（トルネオ ヴイ）」シリーズ（VC-SG514・VC-SG414・VC-SG314・VC-S214）のハイグレードモデルです。

2013年モデル「東芝 トルネオV VC-SG413」との違いは「本体カラー」「重量」「モーター」「ヘッド」「延長管」「ホース」「グリップ」「ワイドピカッとブラシ」です。

まず本体カラーですが、2013年型の「(P)メタリックピンク」から2014年型は「(L)ターコイズブルー」に変更されました。

重量は「本体質量3.3キロ、標準質量4.8キロ」から「本体質量3.2キロ、標準質量4.6キロ」に変化しており、本体質量は約100グラム、標準質量は約200グラム軽量化しています。これはヘッド・延長管・ホース・モーターの改良による恩恵となります。

モーターは新開発の「エクストラパワーモーター」を採用しています。これは「ネオジム磁石」を使用しており、従来品と同じ出力を維持しつつ軽量化を実現。従来比で約100グラム軽くなっています。

次にヘッドと延長管ですが、軽く堅牢な「グラスファイバー（Glass Fiber）」を採用しています。これはガラス繊維とも呼ばれる素材であり、ガラスを溶かして引き延ばし繊維状にしたものです。

ヘッドに関しては、グラスファイバー素材の他にも、構成部品の軽量化、「自走機能」に使用するモーターの小型化などが行われ、従来品より約75グラム軽くなりました。

また延長管にもグラスファイバーが使用され強度が増したので、直径を細くすることが可能になり、2013年型より3.5ミリ細い26ミリに再設計されています。さらにホースの直径も2ミリ細い38ミリとなっています。

以上の仕様変更でヘッド・パイプ・延長管の合計質量は、従来比で約100グラム軽減されました。

グリップは新デザインの「らくわざフリーグリップ」です。これは人間工学に基づいた形状でカーブに丸みを持たせており、手にかかる負担を抑えています。

新たな機能として「ワイドピカッとブラシ」があります。これは延長管の先端に「LEDライト」と「毛ブラシ」を内蔵しており、ヘッドを取り外すとそのまま隙間用ブラシに早変わりする便利機能です。

他の機能・性能については、2013年モデルの「トルネオV VC-SG413」とほぼ同じ内容です。

下位機種との違い

下位モデル「東芝 トルネオV VC-SG314」との違いは「本体カラー」「重量」「ヘッド」「ワイドピカッとブラシ」となります。

重量は「標準質量」が下位モデルより約100グラム軽くなっています。その理由はヘッドの違いです。

本機のヘッドは「イオンファイバーヘッド」と呼ばれる軽量タイプです。機能自体は下位モデルの「イオンカーボンヘッド」と同じくモーター駆動方式の「回転ブラシ」と「自走機能」を備えています。しかし前述したようにグラスファイバー素材が使われているのが特長です（下位モデルはカーボンファイバー素材を使用）

延長管の「ワイドピカッとブラシ」は、上位モデルの「VC-SG514」と本機のみに搭載されており、下位モデル2機種では省略されています。

集じん方式は従来品と同じ「バーティカルトルネードシステム」です。これは筒型フィルターに頼らず「旋回気流」でゴミと空気の「遠心分離」を行う「フィルターレスサイクロン」方式となっています。

具体的にはダストカップ内で大きなゴミを分離・圧縮、12気筒の小型サイクロンで小さなゴミを遠心分離する「多段式」となっています。ミクロサイズのゴミまで99.9%除去するので、モーター保護用のフィルターが汚れにくくお手入れも簡単です。

製品仕様