「東芝 トルネオ ミニ VC-C12(TOSHIBA TORNEO mini VC-C12)」は東芝が販売するキャニスタータイプのサイクロン掃除機「トルネオミニ」のスタンダードモデルです。
ゴミの遠心分離と圧縮を同時に行う「デュアルトルネードシステム」を採用。吸引力を99パーセント以上持続します。また軽量コンパクトなパワーヘッド(モーターヘッド)を搭載しています。
後継機種は「東芝 トルネオ ミニ VC-C3」です(2013年12月発売)
目次
製品情報
東芝 TORNEO Mini サイクロンクリーナー VC-C12(R) グランレッド VC-C12(R)
「トルネオ ミニ VC-C12」は、東芝のサイクロンクリーナー「トルネオ ミニ(TORNEO mini)」シリーズ(VC-C212・VC-C12・VC-C12A)のミドルレンジモデル。ボディカラーは「グランレッド(VC-C12-R)」と「シャンパンゴールド(VC-C12-N)」の2色が用意されています。
上位モデル「トルネオ ミニ VC-C212」との違いは「付属品が少ない」「本体カラー」となっており、基本性能は「VC-C212」と同等です。
上位機種の「VC-C212」には、7種類の「便利なアタッチメントセット」が付属します。しかし、本機の付属品は「すき間ノズル」と「お手入れブラシ」のみなので、「伸縮ロングノズル」や「ふとん用ブラシ」が必要な場合は、別売り品を購入する必要があります。
「デュアルトルネードシステム」と名付けられたサイクロンシステムは、「遠心分離ゾーン」と「圧縮集塵ゾーン」の上下2段構造。「遠心分離ゾーン」でゴミを遠心分離し、「圧縮集塵ゾーン」でゴミを約5分の1に圧縮する仕組みになっています。吸い込んだゴミはダストカップ内で大まかに遠心分離、残った細かいゴミはカップ上部のフィルターで濾し取る「サイクロン+フィルター」のハイブリッドサイクロン方式です。
当然フィルターにゴミが着いて目詰りすると吸引力が低下します。これを予防するためにフィルターのゴミを叩き落とす「手動クリーニング機構」が搭載されています。使い方は、本体上部の「チリ落としつまみ」を5回程度、手動で回転させる形となります。
排気性能については、ダストカップのフィルターは「高集塵プリーツフィルター(ゼオライトで脱臭)」、モーターを保護するフィルターは「フラボノイドフィルター(イチョウ葉エキス入り)」を採用。粒子径0.5ミクロン以上の微細なチリやホコリの除去率は、約99.9パーセントとされています。
モーター駆動式の「軽量コンパクトパワーヘッド」が付属。このヘッドには、左右90度に曲がる機能(くるピタヘッド)、部品を取り外すと「手元ブラシ」「すき間ブラシ」に変身する機能(2WAYブラシ)、ボタンを押すと自動でパワー調節して最大約38パーセントも節電できる機能(ecoモード、アイドリング機能)が搭載されています。
延長管にはカーボン素材が使用されておりヘッドからホースが軽く取り回しやすい設計です。本体も軽く転倒しにくい「低重心設計」となっています。さらに握りやすい「新らくわざグリップ」で使いやすさを追求しています。
評判・レビュー
長所
本体2.5キロ、付属品を合わせても4キロという重量は、国産サイクロン掃除機(キャニスター型)の中でトップクラスの軽さです。軽量設計のヘッドに加えて本体サイズも小型化されているので、ワンルーム等でも邪魔にならず使いやすい製品と言えます。
短所
「VC-C12」は、サイクロンによる遠心分離とフィルターを併用する「ハイブリッドサイクロン」方式なので、定期的にフィルターをお手入れする必要があります。ツマミを回してフィルターの汚れを落とす「手動クリーニング」機能を備えていますが、それだけで完全にきれいになる訳ではありません。また運転音がやや大きめなのも気になるところです。
製品仕様
発売年月 | 2012年10月 |
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メーカー | 東芝 |
型番 | VC-C12(R) グランレッド VC-C12(N) シャンパンゴールド |
サイクロン方式 | ハイブリッドサイクロン |
ヘッド・ノズル | モーターヘッド(パワーヘッド) |
本体寸法 | 幅21.5センチ*奥行き31.5センチ*高さ25.7センチ |
本体質量 | 本体のみ:2.5キロ(付属品含む:4キロ) |
吸込仕事率 | 320W~約30W |
消費電力 | 850W~約120W |
運転音 | 64dB~約58dB |
集じん容積 | 0.25リットル |
コードの長さ | 5メートル |