パナソニックは、空間清浄サイクロン掃除機「airsis(エアシス)」の2014年モデル「エアシス MC-SXD430」を発表しました。最大の特長は従来品より約20パーセント軽いコンパクトボディです。さらに微細なゴミを検知する「ハウスダスト発見センサー」を新搭載しています。
店頭予想価格は75,000円前後。発売日は2014年2月20日となっています。
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エアシス MC-SXD430の概要
- MC-SXD430-W(ホワイト) 店頭予想価格75,000円前後
消費電力は最大850W、運転音は最大58デシベルに抑えられています。一方、捕集効率は約99.995%、吸込仕事率は最大300Wに減少しています。
集じん方式は「ツインサイクロン式」を採用。さらに省エネ機能「エコナビ」も新たに搭載しています。ただし「フィルタークリーニング機能」は手動式に変更されました。ヘッドは子ノズルにLEDナビライトを内蔵する「パワフル自走ノズル」です。
付属品は「ふとん清潔ノズル」「ペタすき間ノズル」「すき間ノズル」の3点です。
エアシス MC-SXD430の感想
今回発表された2014年モデル「エアシス MC-SXD430」は、フルモデルチェンジと言えるくらい大きく変化しています。
従来品の「エアシス MC-SXD420」は三洋電機時代から目立った変化がなくマイナーチェンジ品という印象でした。しかし今度の新製品は「デザイン」「ヘッド」「集じん方式」など主要部分が更新されています。
エアシスと言えば空気清浄機能が有名ですが「ガバどり機能」「逆立ち機能」等を備える「隅とり逆立ちパワーブラシ」でも知られていました。しかし今回の「エアシス MC-SXD430」は、他のパナソニック製掃除機と共通の「パワフル自走ノズル」に変更されました。ただしお掃除シートで拭き掃除できる「ウェット拭き機能」はしっかりと継承されています。
集じん方式は「ツインサイクロン式」となります。これはダストボックス内で旋回気流を発生させてフィルターの目詰りを抑えるというものであり、安価な「MC-SK」シリーズ等にも採用されています。残念ながらゴミと空気の遠心分離機能がないので「擬似サイクロン」と言えるでしょう。しかし約10分間の自動空気清浄機能「空気清浄モード」は受け継がれています。
三洋電機からパナソニックに移行後、エアシスシリーズに目立った変化が見られないのでこのままフェードアウトするのかと思っていましたが、ここにきて全面改良が施されました。エアシスシリーズは「ジャパネットたかた」などが販売に力を入れており、花粉対策なども含めて熱心なファンが多いモデルなのかもしれません。
ちなみにジャパネットたかたは「エアシス MC-JPX1」というジャパネットオリジナルモデルを発表しています(2014年2月20日発売)。「エアシス MC-SXD430」をベースとする製品ですがパイプとグリップのデザインが異なります。また付属品の「ふとん清潔ノズル」と「ペタすき間ノズル」が省略されています。