三菱電機 Be-K TC-EXE10P

「三菱電機 Be-K TC-EXE10P」は三菱電機が販売する低価格帯の掃除機「Be-K（ビケイ）」のサイクロン式最上級モデルです。

ヘッドは「自走機能」と「毛がらみ除去機能」を備えた「ワイドクリーン自走式パワーブラシ」を採用しています。

「三菱電機 Be-K TC-EXE10P」の実売価格は35,000円前後です。

製品情報

三菱電機 Be-K(ビケイ) サイクロン式クリーナー メタリックブルー TC-EXE10P-A

「三菱電機 Be-K TC-EXE10P」は、「三菱電機株式会社（本社：東京都千代田区）」が販売するキャニスター型のサイクロン掃除機です。製造は「三菱電機ホーム機器株式会社（本社：埼玉県深谷市）」が担当しています。

三菱電機のサイクロン掃除機はプレミアムタイプの「風神」とスタンダードタイプの「Be-K」に分かれており、「Be-K」は機能をシンプルにして価格を抑えた普及型モデルとなっています。

こちらで紹介する「TC-EXE10P」は高機能ヘッドが付属する「Be-K」の最上位機種です。付属品は「2WAYロングノズル」「お手入れブラシ（ダストケース装着品）」の2点です。

2014年型との違い

2014年型となる「TC-EXD10P」との主な違いは「本体カラー」「ヘッド」「吸込仕事率」です。

まず本体カラーに関しては「シャインバイオレット」から「メタリックブルー」に変更されました。

次にヘッドですが「Wクリーン自走式パワーブラシ（JB-740XDM）」が「ワイドクリーン自走式パワーブラシ（JB-760XEM）」に変わっています。

2014年型は吸引口を2ヶ所設けてブラシ全体からゴミを吸い込めるよう工夫した「Wクリーン機構」を採用していたのですが2015年型では省略されたようです。理由は不明ですが思ったほど効果がなかったのか、あるいは単なるコストダウンなのかもしれません。

吸込仕事率に関しては2014年モデルより最大値が「10W」向上しています。

この他の機能・性能は基本的に2014年型から変わっていません。

下位機種との違い

下位モデル2機種（TC-EXE8P・TC-EXE7J）との主な違いは「本体カラー」「ヘッド」「重量」「吸込仕事率」「運転音」「節電モード」「すみずみブラシ」「付属品」となります。

ヘッドについては、3機種の中で本機のみが「自走機能」「毛がらみ除去機能」「フラットヘッド機構」「回転ブラシ抗菌加工」「アレルパンチ植毛」を備えています。

重量は本体・ヘッド・パイプ・ホースの合計である「総質量」が3機種の中で最も重い「3.9キロ」となっています。これはヘッドの違いが理由だと思われます。また吸込仕事率は「320W～約80W」とされており最も高性能です。しかし運転音も「64dB～約59dB」と最も大きくなっています。

本機には「スマートSTOP」と呼ばれる節電モードが備わっています。これはセンサーが手元パイプの動作を検知。掃除を中断・再開した場合、自動的にパワーを調節して節電する機能です。

具体的には、掃除中に手の動きを止めると「節電モードランプ」がゆっくり点滅しながらパワーダウンしてブラシの回転も止まります。掃除を再開した場合は節電モードランプが点灯して自動的にパワーアップします。さらにパワーダウンした状態で約30秒経過した場合は運転を自動停止します。

「すみずみブラシ」とは、パイプの先端に毛ブラシが付いており引き起こすだけで使える便利な機能です。下位モデルには、すみずみブラシが手元部の1ヶ所だけに搭載されているのですが、本機には伸縮パイプと手元パイプの2ヵ所にすみずみブラシが備わっており大変便利です。

付属品に関しては下位モデル2機種が単なる「サッシノズル」なのに対して、本機には掃除場所に合わせて毛ブラシの向きを変えられたり、ノズル自体を伸縮できる「2WAYロングノズル」が付属しています。

感想・評価

こちらで紹介した「Be-K TC-EXE10P」は基本的に2014年型のマイナーチェンジモデルといえるでしょう。ヘッドと本体カラー以外は細部の変更のみに留まっており、目立った性能アップは特に見られません。

前述したようにヘッドの「Wクリーン機構」が省略された理由は分かりませんが、従来品にあった機能がなくなったのにも関わらず新製品として発売されるのは理解できません。

サイクロン機構に関しても従来品と同じ擬似サイクロンタイプであり、わざわざ値段が高い2015年モデルを購入する理由はあまりないように思いました。

製品仕様