「三菱電機 Be-K TC-EXC7J(Mitsubishi Be-K TC-EXC7J)」は三菱電機が販売するキャニスター式掃除機「Be-K(ビケイ)」シリーズのエントリーモデルです(2013年5月11日発売)
「TC-EXC7J」は吸気でブラシを回転させる「タービンブラシ」を搭載しています。
後継機種は「三菱電機 Be-K TC-EXD7J」です(2014年5月発売)
製品情報
三菱電機 サイクロンクリーナー オレンジゴールド TC-EXC7J-N
「Be-K TC-EXC7J」は、サイクロン式と紙パック式がそれぞれ3機種ずつラインナップされる「Be-K(ビケイ)」シリーズ(TC-EXC10P・TC-EXC8P・TC-EXC7J)のサイクロン入門機に該当する製品です。ボディカラーは「オレンジゴールド(TC-EXC7J-N)」となっています。
上位モデル「TC-EXC8P」との違いは、「運転音」「重量」「ヘッド」「本体カラー」です。
まず「運転音」は上位機種より1dB大きくなっています。反対に付属品を含めた「重量」は200グラム軽くなっています。これは「ヘッド」がモーターを内蔵しない「タービンブラシ」であることが理由です。「タービンブラシ」とは、吸気口から吸い込んだ空気の力でブラシを回転させるヘッドのことです。
モーター駆動方式の「パワーブラシ」より回転パワーが落ちるため、絨毯やカーペットなどではブラシの回転が止まることがあります。それ故どちらかと言えばフローリングや畳などに向いた機種であると言えるでしょう。また上位モデルのヘッドに採用された「壁ぎわスッキリバンパー」や「エアハウスダスト吸引」等の機能が省略されています。
これ以外の機能・性能は「TC-EXC8P」と同じです。三菱電機の調査によると、高さや段差がある場所では持ち上げて掃除をする人が多かったことから、本体を大幅に軽量コンパクト化。「樹脂部品を薄くする」「穴を開けて軽量化を図る」等、徹底した構造の見直しにより、従来比約14パーセント軽くなりました。また小型設計のアルミフレームモーターを採用したことも、軽量化に貢献しています。
サイクロンシステムは、大きなゴミをサイクロンボックスの遠心分離で取り除き、微細なチリは「HEPAフィルター」で除去する「ハイブリッドサイクロン」方式です。サイクロンシステムの改良により旋回気流の速度を向上。結果として吸引力の持続率が従来品より約20パーセントアップしています。
「Be-K TC-EXC7J」のサイクロンシステムは、ゴミと空気の分離をフィルターで行う「擬似サイクロン」方式です。これは「ティッシュdeガード(フィルターにティッシュをセットしてお手入れを簡単にする機能)」が搭載されていることからも明らかであり、ダイソンのような「フィルターレスサイクロン」方式とは全くの別物です。
「擬似サイクロン」方式は、フィルターにゴミが付着すると吸引力が低下する弱点があります。本機は「旋回室」で発生させた回転気流を利用して、フィルター全体にゴミが付着するのを防ぐ仕組みです。サイクロンシステムの改良により旋回気流の速度を向上。結果として吸引力の持続率が従来品より約20パーセントアップしています。
「Be-K TC-EXC7J」本体の他に、サッシノズル、お手入れブラシが付属します。
製品仕様
発売年月 | 2013年5月 |
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メーカー | 三菱電機 |
型番 | TC-EXC7J-N(オレンジゴールド) |
サイクロン方式 | ハイブリッドサイクロン |
ヘッド・ノズル | タービンヘッド(タービンブラシ) |
本体寸法 | 幅21センチx奥行き32.3センチx高さ22センチ |
本体質量 | 本体のみ:2.4キロ(付属品含む:3.6キロ) |
吸込仕事率 | 300~約80W |
消費電力 | 850~約300W |
運転音 | 65~約59dB |
集じん容積 | 0.6リットル |
コードの長さ | 5メートル |