「日立 2段ブーストサイクロン CV-SW100(HITACHI 2 Boost Cyclone CV-SW100)」は日立が販売する小型軽量サイクロン式クリーナーのスタンダードモデルです。
ヘッド・省エネ機能・付属品の一部を省略して低価格を実現。内蔵モーターで前進をアシストする「ごみハンターヘッド」を搭載しています。
後継機種は「日立 2段ブーストサイクロン CV-SY100」です(2013年8月発売)
製品情報
「CV-SW100」は、「2段ブーストサイクロン」シリーズのコンパクトモデル(CV-SW200・CV-SW100)です。ボディカラーは「シルキーピンク(CV-SW100-P)」と「シルキーブルー(CV-SW100-A)」の2色が用意されています。
上位モデル「CV-SW200」との違いは、「吸込仕事率」「運転音」「ヘッド」「省エネ機能」「排気性能」「ヘッド・パイプ」「ホース」「手元グリップ」「付属品」「本体カラー」です。
「CV-SW100」の「運転音」は上位機種より約2dB大きく「吸込仕事率」は20W小さくなっています。これはヘッド幅が約2センチ小さい「ごみハンターヘッド」に変更されていることが原因です。「省エネ機能」についても、「ecoこれっきり運転」のパワー調節が「中・弱」の2段階になり、「アイドリング&ストップ機能」が省略されるなど簡略化されています。
「排気性能」は、上位機種が「捕集率約99パーセント」なのに対して、本機に関しては公表されていません。ヘッド・パイプは、カーボン素材ではないノーマルタイプ、ホースも通常の「細径ホース」となっています。この他に、手元グリップが「かるワザグリップ」ではなく通常のグリップになり、「付属品」も「ワイド曲が~るロング吸口」「クルッとブラシ」「すき間用吸口」「すき間用吸口ホルダー」が省略されています。
サイクロンシステムは、上位シリーズ(CV-SW7000・CV-SW5000・CV-SW3000)の「2段ブーストサイクロン」を改良して小型化したものを搭載しています。
これは1段目でゴミを遠心分離し、2段目でゴミを圧縮する構造とされていますが、実際には大部分のゴミが直接フィルターを通るので「擬似サイクロン」方式に該当します。言うまでもなく、フィルターが目詰りすると吸引力が低下してしまいます。それゆえ頻繁にフィルター清掃を行う必要があり、本格的なフィルターレスサイクロン掃除機と比べると、お手入れの手間がかかります。
フィルターの上に市販のティッシュペーパーをセットして目詰まりを予防する機能、掃除後に手動でフィルターのチリを落とせる「フィルターお手入れ機構」など、お手入れの手間を減らす工夫がされていますが、できればサイクロン自体の分離性能を高めてほしいところです。
「2段ブーストサイクロン CV-SW100」本体の他に、サッとハンドル、お手入れブラシ、クルッと切替えブラシ吸口、アタッチメント、ティッシュペーパー1枚(ダストケース装着)が付属します。
製品仕様
発売年月 | 2012年8月 |
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メーカー | 日立 |
型番 | CV-SW100-P(シルキーピンク) CV-SW100-A(シルキーブルー) |
サイクロン方式 | 擬似サイクロン |
ヘッド・ノズル | 自走式モーターヘッド(ごみハンターヘッド) |
本体寸法 | 幅23センチx奥行き35.8センチx高さ27.5センチ |
本体質量 | 本体のみ:3.5キロ(付属品含む:5.1キロ) |
吸込仕事率 | 380~約50W |
消費電力 | 950~約170W |
運転音 | 62~約55dB |
集じん容積 | 0.25リットル |
コードの長さ | 5メートル |