「ダイソン DC36 カーボンファイバー タービンヘッド(Dyson DC36 carbon fibre turbinehead)」はイギリスの家電メーカー「Dyson(ダイソン)」が販売するキャニスター型のサイクロン掃除機です。
ボール型の本体に主要部品を詰め込んだ独特なデザイン、炭素繊維を使用したブラシが特徴。「DC36 TH COM」は、タービンヘッドタイプのヘッド(ノズル)を搭載するモデル。「DC48シリーズ」の発表に伴い販売を終了しています。
後継機種は「ダイソン DC46 タービンヘッド」です(2012年9月発売)
目次
製品情報
Dyson カーボンファイバータービンヘッド DC36THCOM
「DC36 カーボンファイバー タービンヘッド」は、エアタービンヘッド型のヘッド(ノズル)が付属するモデルです。エアタービンヘッドとは、吸い込んだ空気を利用してブラシを回転させる方式です。電動式のモーターヘッドと比べてパワーは劣りますが、ヘッドが軽く音が静かで床面を傷つけにくいメリットがあります。
「ダイソン DC36」は、ボール型のボディにモーター・吸気口・電源コードを内蔵する「ダイソンボール(Dyson Ball) テクノロジー」と呼ばれる技術を採用した初の製品です。
その名のとおり、本体は完全な球体で車輪としての役割も兼ねています。さらにホースと本体の連結部分がしなやかに動くよう設計されているので、どの方向に動かしても転倒することなくスムーズに利用できます。フィルターのお手入れは4年に一度が目安となっています。
本体の他に、フトンツール、ソフトブラシツール、フレキシブル隙間ノズル、ミニT字型ノズル、コンビネーションノズル(ブラシ・隙間)が付属します。
「DC36 カーボンファイバー タービンヘッド」のバリエーションとして、通販大手「ジャパネットたかた」限定モデル「ダイソン サイクロンクリーナー DC36MO」があります(2013年7月7日発売)。これは本体をジャパネット限定カラーの「サテンレッド」に変更したもので、機能・性能・付属品は通常の「DC36 カーボンファイバー タービンヘッド」と同じです。
評判・レビュー
長所
「ボールテクノロジー」を採用した「DC36」は、従来品のホイールを搭載するモデルより狭い場所でも扱いやすいので、重くて動かしにくい掃除機が苦手な方におすすめできる製品です。
ダイソンの弱点である騒音に関しても音を小さくする対策が取られており、従来品と比較するとかなり静かになっています。それでも国内メーカー製サイクロン掃除機よりは運転音が大きめなので、なるべく購入前に店頭のデモ機等で確認することをおすすめします。
短所
「ダイソン DC36」にはタービンヘッドモデルとモーターヘッドモデルがあります。モーターヘッドモデルはヘッドの回転ブラシが電動式のため、強力に回転し奥に入り込んだゴミを取りやすいのが特徴です。一方、タービンヘッドモデルは吸い込んだ空気の力で回転ブラシを回すため、一見すると回転力がモーターヘッドより弱い印象を受けると思います。
しかし実際に動かしてみるとダイソンのタービンヘッドはかなり強力な印象を受けると思います。しかもヘッド部分に重いモーターがないので、取り回しが軽く日常的な使用に向いています。フローリングや畳が多い部屋であれば十分以上の掃除性能を発揮するでしょう。
製品仕様
発売年月 | 2011年9月 |
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メーカー | ダイソン |
型番 | DC36THCOM(アイアン/サテンイエロー) |
サイクロン方式 | フィルターレスサイクロン |
ヘッド・ノズル | タービンヘッド |
本体寸法 | 幅22.3センチx奥行き43.8センチx高さ29センチ |
本体質量 | 本体のみ: 4キロ(付属品含む: 6.26キロ) |
吸込仕事率 | 170W |
消費電力 | 1,100W |
運転音 | 未公表 |
集じん容積 | 0.68リットル |
コードの長さ | 5メートル |