東芝 トルネオ ミニ VC-C3A

「東芝 トルネオ ミニ VC-C3A（TOSHIBA TORNEO mini VC-C3A）」は軽量コンパクトなサイクロン掃除機「トルネオ ミニ」のエントリーモデルです。

上位機種「VC-C3」との主な違いはヘッドで、空気の力でブラシを回転させる「フローリングターボヘッド」を採用しています。また標準質量が約100グラム軽く、カーボン延長管とエコモードが省略されています。

後継機種は「東芝 トルネオ ミニ VC-C4A」です（2014年12月発売）

製品情報

東芝 サイクロンクリーナー トルネオミニ 掃除機 VC-C3A(P) シルキーピンク

東芝のサイクロン式掃除機「トルネオ ミニ（TORNEO mini）」は、同社のサイクロン掃除機で最も「軽さ」と「小ささ」を追求したモデルです。

2013年型として発表されたトルネオミニは2機種ありますが（VC-C3・VC-C3A）、こちらで紹介する「トルネオ ミニ VC-C3A」は一部の機能を省略するなどして低価格を実現したエントリー機種に該当します。

ボディカラーは「シルキーピンク」の1種類のみ。付属品は「すき間ノズル」「お手入れブラシ」「別売品用アタッチメント」の3点です。

旧モデル「東芝 トルネオ ミニ VC-C12A」と比べて最も大きな違いは外見の変化です。

「トルネオV コンパクト」と同タイプのタイヤをカバーで隠した新デザインを採用。凹凸が少ないので障害物に引っかかりにくく、持ち上げた時に汚れたタイヤが触れて服が汚れるのを予防しています。また小型モーターの採用により「奥行」「高さ」が小さくなり、本体の「重量」も従来品より約200グラム軽くなっています。

上位機種「東芝 トルネオ ミニ VC-C3」との違いは「吸込仕事率」「消費電力」「ヘッド」「標準質量」「付属品」「本体カラー」です。さらに「カーボン延長管」「エコモード」「新らくわざグリップ」が省略されています。

まず「吸込仕事率」は最低値が上位機種より約50W大きくなっています。反対に「消費電力」は最低値が約130W増加しています。これは「ecoモード」の省略が原因だと思われます。

ヘッドは「フローリングターボヘッド」と呼ばれるエアー式タイプです。これはモーターを内蔵せず吸気口から吸い込んだ空気の力でブラシを回転させる方式です。したがってブラシの回転パワーは上位機種の「軽量コンパクトパワーヘッド」より弱めになります。どちらかと言うとカーペットよりフローリングに向いたヘッドと言えるでしょう。

モーターがないので「標準質量」については上位機種より約100グラム軽くなっています。また丸ごと水洗い可能なのもフローリングターボヘッドのメリットです。さらに約6.5センチまでのすき間に入る「床ピタ設計」、ヘッドが90度に回転する「タテ・ヨコ回転」、漂うホコリを吸い込む「床上ダストゲッター」、「抗菌ブラシ」などの便利機能が採用されています。

サイクロンシステムは上位機種と同じく「デュアルトルネードシステム」を搭載しています。

このシステムはダストボックス内の「旋回気流」で大きめのゴミを遠心分離しながら圧縮、微細なゴミは「プリーツフィルター」で除去する「ハイブリッドサイクロン方式」となっています。

ほぼ全てのゴミを遠心分離で除去する「フィルターレスサイクロン方式」と異なり、ミクロサイズのゴミはフィルターに頼るので目詰りすると徐々に吸引力が低下します。したがって定期的にフィルターのお手入れを行う必要がありますが、手入れの手間を軽減する機能としてツマミを回して振動でチリを落とす「手動クリーニング機構」を搭載しています。

排気に関しては、前述の「デュアルトルネードシステム」に加えて、塵や花粉をキャッチして脱臭する「高集塵プリーツフィルター」と抗菌・ウイルス抑制効果がある「フラボノイドフィルター」を内蔵しています。これらを組み合わせた「クリーン排気設計」により、粒子径0.5μm以上の微細塵を約99.9パーセント除去します。

この他に、ホースの手元部と本体部が回転して転倒を防ぐ「ねじれんホース」、吸いつきを検知すると吸引力を抑える「吸いつき防止回路」、本体のストッパーに延長管をセットして収納できる「スタンド収納」など、使いやすい便利機能を装備しています。

製品仕様