「パナソニック MC-SR24J プチサイクロン」は2016年型「プチサイクロン」シリーズの下位機種です。
本体カラーをシンプルな「ショコラホワイト」に変更。本体質量2.9キロのコンパクトボディ。排気でホコリを舞い上げない「まいあげブロック構造」を採用しています。
「パナソニック MC-SR24J プチサイクロン」の実売価格は26,000円前後です。
目次
製品情報
パナソニック サイクロン掃除機 ショコラホワイト MC-SR24J-W
「パナソニック MC-SR24J プチサイクロン」は「パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市)」が2016年9月に発売したキャニスター型掃除機「プチサイクロン」シリーズの下位モデルです。
本体カラーは「ショコラホワイト」の1種類のみ。付属品は「すき間用ノズル」の1点となっています。
パナソニック プチサイクロン MC-SR23Jとの違いを比較
2015年型の旧モデル「パナソニック プチサイクロン MC-SR23J」と「MC-SR24J」の違いを比較してみましょう。
主な違いは「本体カラー」「吸込仕事率」「消費電力」「運転音」「捕じん性能」「拭き掃除効果」「排気フィルター」「排気機能」です。
品番 | MC-SR24J | MC-SR23J |
---|---|---|
発売年月 | 2016年9月 | 2015年8月 |
本体カラー | ショコラホワイト | レッドブラック |
吸込仕事率 | 250~約50W | 300~約50W |
消費電力 | 770~約230W | 850~約230W |
運転音 | 63~約56dB | 61~約54dB |
捕じん性能 | 0.5μm以上を約99%キャッチ | 0.5μm以上を約99.9%キャッチ |
拭き掃除効果 | ふき掃除 | フローリングのふき掃除 |
排気フィルター | 逃がさんフィルター、アレル物質抑制加工フィルター、抗菌酵素加工フィルター | アレル物質抑制加工フィルター、抗菌酵素加工フィルター |
排気機能 | まいあげブロック構造 | ― |
本体カラーは従来品の「レッドブラック」から「ショコラホワイト」に変わりました。またヘッド・パイプ・ホース・車輪の色も変更されています。
デザインやサイズは変わりないのですが性能は大きく変化しています。例えば吸込仕事率は従来品の「300~約50W」から「250~約50W」に低下しました。
また捕じん性能も「0.5μm以上を約99.9%キャッチ」から「0.5μm以上を約99%キャッチ」にグレードダウンしています。反対に運転音は「61~約54dB」から「63~約56dB」になり少し大きくなっています。
これらの変化が生じた理由は不明ですが、おそらく排気フィルターが2種類(アレル物質抑制加工フィルター、抗菌酵素加工フィルター)から3種類(逃がさんフィルター、アレル物質抑制加工フィルター、抗菌酵素加工フィルター)に変更されたことが原因ではないかと思われます。
一般的にはフィルターが増えると捕じん性能もアップするように思えますが、なぜか2016年型は2015年型よりも性能が落ちているようです。
ただし消費電力については従来品より80W抑えられています。また2015年型で一旦廃止された「まいあげブロック構造」が2016年型で復活し採用されています。
パナソニック MC-SR540G プチサイクロンとの違いを比較
2016年型の最上位機種「パナソニック MC-SR540G プチサイクロン」と「MC-SR24J」の違いを比較してみましょう。
「MC-SR24J」と「MC-SR540G」は同じ2016年型なのですが、集じん方式とフィルターが別物なので仕様全般が異なっています。
品番 | MC-SR24J | MC-SR540G |
---|---|---|
本体カラー | ショコラホワイト | ピンクシャンパン、ブラウン |
集じん方式 | パワープレスサイクロン | ダブルメタルサイクロン |
集じんフィルター | メッシュフィルター | ステンレスガード |
吸込仕事率 | 250~約50W | 200~約60W |
消費電力 | 770~約230W | 720~約250W |
省エネ機能 | アイドリングオフ機能 | エコナビ |
発見センサー | ― | ハウスダスト発見センサー |
拭き掃除効果 | ふき掃除 | フローリングの菌までふき掃除 |
ノズル | ― | 親子のノズル |
LEDナビライト | ― | 親ノズル・子ノズル |
排気フィルター | 逃がさんフィルター、抗菌酵素加工フィルター、アレル物質抑制加工フィルター | 抗菌消臭クリーンフィルター、抗菌酵素加工フィルター、アレル物質抑制加工フィルター |
捕じん性能 | 0.5μm以上を約99%キャッチ | 0.3μm以上を約99.9%キャッチ |
運転音 | 63~約56dB | 61~約57dB |
本体寸法(幅*奥行*高さ) | 238*293*296mm | 238*327*290mm |
本体質量 | 2.9kg | 2.6kg |
標準質量 | 4.4kg | 4.2kg |
ノズル・パイプ・ホース | ― | マジ軽アタッチメント |
付属品 | すき間用ノズル | ワンタッチ手元ブラシ、3段伸縮ロングすき間ノズル、ふとん清潔ノズル、ホース掛け |
その他 | ― | ローラーミラー加飾 |
「MC-SR24J」の「パワープレスサイクロン」は大きなゴミを遠心分離で分離して残った小さなゴミはプリーツフィルターで除去するハイブリッド型サイクロンです。この方法はフィルターに頼る割合が大きいので汚れが付着すると徐々に吸引力が落ちてしまいます。
吸引力を保つためには時々フィルターの汚れを落とす必要があるのですが毎回分解して掃除するのは面倒です。少しでも手入れの手間を減らすために「MC-SR24J」は手動式のクリーニング機構を搭載しています。
これはダストボックスの回転グリップを回すとプリーツフィルターが振動してホコリが落ちる仕組みで、掃除を終えた後で3回以上回すと手軽に汚れを落としてお手入れの手間を減らせるというものです。
一方「MC-SR540G」の「ダブルメタルサイクロン」はダストボックスのプリーツフィルターをなくしたフィルターレス型サイクロンとなっています。これまでフィルターで除去していた微細なゴミは8個の小型サイクロンで遠心分離。大半のゴミをフィルターに頼らず分離できるので吸引力が落ちにくくサイクロンのお手入れも約2年に1回で済みます。
この他にも「運転音」「排気フィルター」「マジ軽アタッチメント」「エコナビ」「ハウスダスト発見センサー」「親子のノズル」「LEDナビライト(親ノズル・子ノズル)」「付属品」など「MC-SR540G」のほうが充実しています。
パナソニック MC-SR34G プチサイクロンとの違いを比較
2016年型の中位機種「パナソニック MC-SR34G プチサイクロン」と「MC-SR24J」の違いを比較してみましょう。
「MC-SR24J」と「MC-SR34G」は同じ2016年型なのですが、集じん方式とフィルターが別物なので仕様全般が異なっています。
品番 | MC-SR24J | MC-SR34G |
---|---|---|
本体カラー | ショコラホワイト | メタリックレッド |
集じん方式 | パワープレスサイクロン | ダブルメタルサイクロン |
集じんフィルター | メッシュフィルター | ステンレスガード |
吸込仕事率 | 250~約50W | 200~約60W |
消費電力 | 770~約230W | 720~約250W |
省エネ機能 | アイドリングオフ機能 | エコナビ |
発見センサー | ― | ハウスダスト発見センサー |
拭き掃除効果 | ふき掃除 | フローリングの菌までふき掃除 |
ノズル | ― | 親子のノズル |
LEDナビライト | ― | 子ノズル |
排気フィルター | 逃がさんフィルター、抗菌酵素加工フィルター、アレル物質抑制加工フィルター | 抗菌消臭フィルター、抗菌酵素加工フィルター、アレル物質抑制加工フィルター |
捕じん性能 | 0.5μm以上を約99%キャッチ | 0.5μm以上を約99.9%キャッチ |
運転音 | 63~約56dB | 61~約57dB |
本体寸法(幅*奥行*高さ) | 238*293*296mm | 238*327*290mm |
本体質量 | 2.9kg | 2.6kg |
標準質量 | 4.4kg | 4.1kg |
ノズル・パイプ・ホース | ― | マジ軽アタッチメント |
お手入れ機能 | ― | ダストボックス丸ごと水洗い |
付属品 | すき間用ノズル | ワンタッチ手元ブラシ、すき間用ノズル |
「MC-SR540G」との比較でも書きましたが2016年型のプチサイクロンシリーズは上位2機種(MC-SR540G・MC-SR34G)と「MC-SR24J」の外見は似ていますが中身は全く違う別物です。
「MC-SR34G」は中位機種なので「MC-SR540G」ほどの違いはないのですが、それでも集じん方式が「パワープレスサイクロン」と「ダブルメタルサイクロン」なので、吸引力の持続力もお手入れの手間もレベルが違います。
また「マジ軽アタッチメント」「ハウスダスト発見センサー」「エコナビ」「フローリングの菌までふき掃除」「親子のノズル」「LEDナビライト(子ノズル)」など「MC-SR24J」にはない便利機能を装備しているので価格差以上の違いを感じるでしょう。
感想・評価
2016年9月に発売されたプチサイクロンシリーズ3機種の中でこちらの「MC-SR24J」だけが全く別物と言えるほど仕様が異なります。
最大の相違点は集じん方式です。上位2機種はフィルターレス式の「ダブルメタルサイクロン」を搭載しているのですが、「MC-SR24J」だけがハイブリッド式の「パワープレスサイクロン」となっています。
「パワープレスサイクロン」は2014年型まで主流だった集じん方式で、「ダブルメタルサイクロン」と比べると吸引力が長持ちせずお手入れも面倒です。
さらに2016年型は2015年型より「吸込仕事率」「運転音」「捕じん性能」が劣っていることから、ショコラホワイトの本体カラーが好みである人以外は値段が安い「MC-SR23J」を選んだほうが良いと思います。
製品仕様
仕様項目 | MC-SR24J |
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発売年月 | 2016年9月 |
メーカー | パナソニック |
型番 | MC-SR24J-W(ショコラホワイト) |
JANコード | 4549077698261 |
サイクロン方式 | パワープレスサイクロン(ハイブリッドサイクロン) |
ヘッド・ノズル | 小型軽量パワーノズル |
本体サイズ | 幅238*奥行293*高さ296mm |
重量 | 本体質量:2.9kg 標準質量:4.4kg |
吸込仕事率 | 250~約50W |
消費電力 | 770~約230W |
運転音 | 63~約56dB |
集じん容積 | 0.25L |
コードの長さ | 5m |
付属品 | すき間用ノズル |