三菱電機 Be-K TC-EXE8P | サイクロン掃除機比較NAVI

《2015年型サイクロン式Be-Kのスタンダードモデル》

「三菱電機 Be-K TC-EXE8P」は「Be-K（ビケイ）」シリーズのサイクロン式中位モデルです。

マイナーチェンジ品ですが2014年型と比べて吸込仕事率が若干向上しています。ヘッドはモーター駆動式の「かるスマ軽量パワーブラシ」を採用しています。

「三菱電機 Be-K TC-EXE8P」の実売価格は22,000円前後です。

製品情報

「三菱電機 Be-K TC-EXE8P」は、「三菱電機株式会社（本社：東京都千代田区）」が2015年5月21日に発売したサイクロンクリーナーです。

三菱電機のサイクロン掃除機には高級モデル「風神」と普及モデル「Be-K」があり、こちらの「TC-EXE8P」は3種類あるサイクロンクリーナーの中間機種となっています。

付属品は「サッシノズル」「お手入れブラシ（ダストケース装着品）」の2点です。

2014年型となる「TC-EXD8P」との主な違いは「ヘッド」と「吸込仕事率」です。

ヘッドはどちらも同じ「かるスマ軽量パワーブラシ」ですが、型番が「JB-735XDM」から「JB-755XEM」に変わっており、表面の形状と三菱電機のロゴマークが変化しています。また吸込仕事率が2014年モデルの最大値より「10W」向上しています。

その他の機能・性能については2014年型と違いはなくマイナーチェンジの範囲にとどまっていると思われます。

上位モデル（TC-EXE10P）との主な違いは「本体カラー」「ヘッド」「重量」「吸込仕事率」「運転音」「節電モード」「すみずみブラシ」「付属品」となります。

最大の違いはヘッドです。上位モデルの「ワイドクリーン自走式パワーブラシ」には、ブラシの回転でヘッドが前に進む「自走機能」が備わっています。しかし本機のヘッドには自走機能がありません。したがって上位モデルのほうが軽い操作でヘッドを動かせることになります。

重量についてはヘッドの自走機能がない代わりに「総質量（本体・床用ブラシ・パイプ・ホースの合計質量）」が約100グラム軽くなっています。

吸込仕事率は上位モデルより最大値が「10W」低い「310W～約80W」です。一方で運転音は上位機種より約1デシベル小さい「63dB～約59dB」とされています。

上位モデルに備わっている「節電モード（スマートSTOP）」は本機にはありません。したがって自動的に電力消費を抑えることはできなくなっています。

さらに「すみずみブラシ」と呼ばれる便利機能が手元部の1ヶ所のみに簡略化されています（上位モデルは伸縮パイプの先端と手元部の2ヶ所）。付属品についても伸縮可能な「2WAYロングノズル」の代わりにシンプルな「サッシノズル」が同梱されています。

下位モデル（TC-EXE7J）との主な違いは「本体カラー」「ヘッド」「重量」「運転音」となります。

ヘッドについては本機がモーター駆動式の「パワーブラシ」を採用しているのに対して、下位モデルにはエアー駆動式の「かるスマタービンブラシ」が付属します。

エアー駆動式とはヘッドの吸気口から吸い込んだ空気の力でブラシを回転させる方式で、モーター駆動式に比べるとパワーが弱く床の種類によっては回転が止まる場合もあります。

さらに本機のヘッドには「回転ブラシ着脱」「エアハウスダスト吸引」「壁ぎわスッキリバンパー」といった機能がありますが下位モデルでは全て省略されています。

重量はヘッドにモーターを内蔵していることから下位モデルより「総質量」が約200グラム重くなっています。運転音に関しては下位モデルより本機のほうが約1デシベル静かになっています。

「Be-K」シリーズの2015年モデルとなる「TC-EXE8P」ですが、2014年型との違いはわずかでありマイナーチェンジ品という印象は否めません。

ヘッドのデザインや吸込仕事率の向上など変更点もありますが、実際に使った印象は旧モデルとほとんど変わりません。

サイクロン機構に関しても相変わらず「ティッシュdeガード（ティッシュでフィルターの汚れを抑える機能）」を採用しており旧態依然とした印象です。

どうしても2015年型の最新機種が欲しいという人以外は、旧モデルの2014年型を選んでも差し支えないと思います。