日立 2段ブーストサイクロン CV-SY7000

HITACHI メーカー タイトル画像 日立のサイクロン掃除機

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《スマートヘッド搭載の2段ブーストサイクロン2013モデル》

「日立 2段ブーストサイクロン CV-SY7000(HITACHI 2 Boost Cyclone CV-SY7000)」は日立製サイクロン掃除機のハイエンド機種です。

軽量コンパクトな新形状「スマートヘッド」搭載。ヘッドを引いた時にもゴミを吸い込む「ダブル吸引機構」を採用しています。また細部の改良により業界トップクラスの運転音52db&捕集率99.999%のクリーン排気を実現しています。

後継機種はありません(「日立 パワーブーストサイクロン CV-SA700」に統合されました)

目次

製品情報

「CV-SY7000」は、プレミアムクラスのサイクロン掃除機「2段ブーストサイクロン(CV-SY7000・CV-SY5000)」のハイグレードモデルです。本体カラーは「ルビーレッド(CV-SY7000-R)」と「マグノリア(CV-SY7000-XV)」の2色が用意されています。

付属品は「ワイド曲が~るロング吸口」「クルッとブラシ」「サッとハンドル」「お手入れブラシ」「すき間用吸口」「アタッチメント(別売吸口接続用)」「ティッシュペーパー(ダストケース装着)1枚」となっています。

旧モデル「CV-SW7000」との主な違いは「ヘッド」「重量」「運転音」「自動フィルターお手入れ機構の廃止」です。

最大のセールスポイントは、自走機能搭載の新形状「スマートヘッド」です。旧モデルのヘッド(ワイドごみハンターヘッド)では、内蔵モーターを回転ブラシの後ろに平行に並べて配置していましたが、新型ヘッド(スマートヘッド)はモーターを回転ブラシの上に重ねる形で置き、前後幅を15ミリ減らしています。重量も、2012年モデルの「CV-SW7000」は約525グラムでしたが、2013年モデルの「CV-SY7000」では約495グラムに軽量化されました。

またスマートヘッドには「ダブル吸引機構」という新機能が追加されています。これは従来品では固定されていたハケを「回転ハケ」に変更。押した時はハケが回転せず、後ろに引いた時だけ回転する仕組みにより、ヘッドを引いた時もゴミを残さず吸い取れるというものです。

この他に、従来品で好評だった「カーボンライト(カーボン製のヘッドとパイプ)」、「スマートホース(細くしなやかな樹脂製)」などの軽量化技術を引き続き採用。またヘッドが左右90度に回転する「クルッとヘッド」、高さ8センチのすき間に入る「ペタリンコ構造」、片手でパイプの長さを調節できる「サッとズームパイプ」、ボタンを押すだけでゴミ捨てできる「ごみダッシュ」などの便利機能も継承されています。

一方、従来品は掃除が終わると自動的にクリーンフィルターを振動させて目詰まりを抑える「自動フィルターお手入れ機構」を採用していましたが、「CV-SY7000」では下位モデルと同じ機械式の「フィルターお手入れ機構」に変更されました。これは電源コードを引いた時にフィルターが振動してチリを落とす仕組みです。

サイクロンシステムは、従来品と同じ「2段ブーストサイクロン」と呼ばれるものです。

これはダストケースが2段構造になっており、1段目でゴミと空気を遠心分離、2段目でゴミを圧縮する仕組みです。吸引力を99パーセント以上持続できるとされていますが、1段目で遠心分離されたゴミも、最終的にはダストケースの「立体フィルター」で除去されるので、ダイソンに代表される本格的なフィルターレスサイクロンとは全くの別物です。

その証拠として、立体フィルターに市販のティッシュペーパーを重ねて、フィルター手入れの回数を減らす機能が搭載されています。この機能は、数年前までの国産サイクロン掃除機でよく見られたものであり、他社の最新サイクロン掃除機ではほとんど見かけません。また吸込仕事率470Wとかなり大きめにしているのは、ゴミの付着による吸込仕事率の低下を予防するためだと思われます(ちなみに「ダイソン DC48」の吸込仕事率は170Wです)

これだけ吸込仕事率を高めると音が大きくなりそうですが、ヘッドの駆動音や風切音、サイクロン室内の風切音、ファンモーターの羽根音・振動音を抑えたことにより、運転音は業界トップクラスの52デシベルを実現しています(旧モデル「CV-SW7000」より1デシベル低減)

排気については、複数のフィルター(クリーンフィルター・アレルオフフィルター・高集じんフィルター)と、モーターを密閉する「高気密モーターケース」、排気を上方に分散させる「分散上方排気」により、IEC(国際電気標準会議)規格による測定で、粒子経0.3~10マイクロメートルのハウスダストを99.999パーセント除去できるクリーン排気を実現しています。

省エネ機能に関しても、従来品と同じ「ecoこれっきり」運転を搭載。センサーで床質・ヘッドの動きを検知して、吸引力やブラシ回転数を自動コントロール。またヘッドを動かさないとパワーダウン、さらに自動停止する「アイドリング&ストップ機能」も採用しています。

評判・レビュー

長所

「2段ブーストサイクロン CV-SY7000」はとても静かな掃除機です。普通の会話が約60デシベルとされるので、運転音52デシベルは業界最高水準の静音性と言えるでしょう。また排気もクリーンです。IEC規格「 60312-1:2010(ed.1)」に準拠した測定で捕集率99.999%を達成しているのは、他メーカーでも一部の機種のみであり、プレミアムクラスにふさわしい高性能だと思います。新規採用のスマートヘッドについては、実際に使用してみないと効果がわかりませんが、ダストピックアップ率が向上しているのであれば選ぶ価値はあるでしょう。

短所

日立のサイクロンシステムは他社の最新モデルと比べてかなり見劣りします。現在は「フィルターレスサイクロン」もしくは「ハイブリッドサイクロン」が主流であり、日立のようなフィルターメインの「擬似サイクロン」は下位モデルでしか見かけなくなっています。

もちろん掃除機としての機能・性能は十分ですが、ダイソン等のサイクロン掃除機とは全くの別物であり、「空気が回転していればサイクロン」というメーカーの姿勢に疑問を感じてしまいます。厳しい言い方をすると、「CV-SY7000」は古臭いサイクロンシステムをそのままにして、便利機能で厚化粧した非常にバランスが悪い商品だと言えるでしょう。

製品仕様

発売年月 2013年7月
メーカー 日立
型番 CV-SY7000(R) ルビーレッド
CV-SY7000(XV) マグノリア
サイクロン方式 擬似サイクロン
ヘッド・ノズル スマートヘッド(自走式モーターヘッド)
本体寸法 幅26.8センチx奥行き40.5センチx高さ31.3センチ
本体質量 本体のみ:4.8キロ(付属品含む:6.3キロ)
吸込仕事率 470~約50W
消費電力 1,000~約200W
運転音 52~約48dB
集じん容積 0.4リットル
コードの長さ 5メートル
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