「日立 2段ブーストサイクロン CV-SY200(HITACHI 2 Boost Cyclone CV-SY200)」は「2段ブーストサイクロン」シリーズの小型軽量タイプ上位モデルです。
新開発の小型ファンモーターにより本体2.9キロの軽量ボディを実現。自走機能を備えるモーター駆動方式の「スマートヘッド」には、引いた時にもゴミを吸い込むダブル吸引機構が採用されています。
後継機種は「日立 2段ブーストサイクロン CV-SA200」です(2014年8月発売)
製品情報
日立 掃除機 サイクロン 2段ブーストサイクロン CV-SY200 R
「CV-SY200」は、日立のサイクロン掃除機「2段ブーストサイクロン」シリーズ6機種の中で、「小型軽量タイプ」とされる2機種(CV-SY200・CV-SY100)の上位モデルです。ボディカラーは「レッド(R)」のみとなっています。
付属品は「クルッとブラシ」「サッとハンドル」「お手入れブラシ」「すき間用吸口」「アタッチメント」「ティッシュペーパー1枚(ダストケース装着)」の6点です。
「CV-SY200」の特長は本体の大幅な軽量化です。ボディ自体は小型タイプの「CV-SY」シリーズと共通でサイズも同一ですが、新開発の小型ファンモーターを搭載。「小型ハイパワータイプ」とされる2機種(CV-SY500・CV-SY300)より600グラム軽い「本体質量2.9キロ(標準質量4.4キロ)」を実現しています。さらに消費電力も最大850Wに抑えられています。
ただし、軽量化された代償として「吸込仕事率」は330Wに低下。「運転音」も最大59デシベルとなっています。
下位モデル「CV-SY100」との違いは「ヘッド」「カーボンライト」「グリップ」「省エネ機能」「付属品」「本体カラー」です。
まずヘッドですが、2013年モデルから採用された「スマートヘッド」を採用しています。これはモーター駆動方式で自走機能を備えるヘッドです。従来品と比べて小型軽量になり、ヘッドを引いた時もゴミを吸い込める「ダブル吸引機構」を搭載しています。
ヘッド・パイプ・ホースの軽量化に関しては、内径36ミリの細く軽い「スマートホース」に加えて、ヘッドとパイプに日立独自のカーボン繊維強化プラスチックを採用した「カーボンライト」と呼ばれる技術が使われています。グリップは、上面が平坦で手が滑らず持ち上げやすい「かるわざグリップ」です。
また省エネ機能として、床センサーで床質を検知、パワーとブラシ回転数を「強・中・弱」の3段階で自動切替えする「ecoこれっきり運転」、ヘッドの動きを検知してパワーダウン~自動停止する「アイドリング&ストップ機能」を搭載しています。
付属品は、延長パイプやグリップに取り付けて使える「クルッとブラシ」と「すき間用吸口」が用意されています。
サイクロンシステムは「2段ブーストサイクロン」という独特なタイプです。その名の通り、ダストケースが2段階構造となっており、1段目でゴミを遠心分離、2段目で圧縮します。しかし遠心分離されるのは一部のゴミだけで、大部分はダストケースのフィルターで除去する仕組みとなっています。
このため「2段ブーストサイクロン」を搭載する掃除機は、フィルターが非常に目詰りしやすくなっており、定期的にお手入れする必要があります。対策として、コードを引くと振動でフィルターのチリを落とす「フィルターお手入れ機構」、フィルターに市販のティッシュペーパーを被せて汚れの付着を防ぐ機能が搭載されています。また吸引力を長持ちさせるために、他社のサイクロン掃除機と比べて吸込仕事率が高めに設定されています。
製品仕様
発売年月 | 2013年8月 |
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メーカー | 日立 |
型番 | CV-SY200(R) レッド |
サイクロン方式 | 擬似サイクロン |
ヘッド・ノズル | スマートヘッド(自走式モーターヘッド) |
本体寸法 | 幅23センチx奥行き35.8センチx高さ27.5センチ |
本体質量 | 本体のみ:2.9キロ(付属品含む:4.4キロ) |
吸込仕事率 | 330~約40W |
消費電力 | 850~約180W |
運転音 | 59~約55dB |
集じん容積 | 0.25リットル |
コードの長さ | 5メートル |