東芝 トルネオ ミニ VC-J13 ジャパネットたかたモデル

「東芝 トルネオ ミニ VC-J13 ジャパネットたかたモデル（TOSHIBA TORNEO mini VC-J13）」は東芝が製造、通販大手の「ジャパネットたかた」が販売するサイクロン掃除機です。

東芝の「トルネオ ミニ VC-C12A」をベースに「ふとん用ブラシ」を追加したジャパネットオリジナルモデル。モーター駆動式の「軽量コンパクトパワーヘッド」が付属します。

製品情報

「トルネオ ミニ VC-J13」は、髙田明社長による軽妙なトークでおなじみの「ジャパネットたかた」で販売されているキャニスター型サイクロン掃除機です。

東芝がジャパネット向けに製造しており、家電量販店では購入できない「ジャパネットオリジナル商品」となります。

本体カラーは「シャイニーレッド」「シルキーピンク」「メタリックパープル」の3色をラインナップ。付属品は「ふとん用ブラシ」「すき間ノズル」「お手入れブラシ」「別売品用アタッチメント」の4点です。

東芝 トルネオ ミニ VC-C12Aとの違いを比較

ベースモデルは東芝が2012年10月に発売した「東芝 トルネオ ミニ VC-C12A」です。主な違いは「ヘッド」「重量」「吸込仕事率」「消費電力」「付属品」となります。さらに「ちり落としつまみ」のデザインなど細部が異なっています。

最大の違いはゴミを吸い込むヘッド部分です。「トルネオ ミニ VC-J13」は「軽量コンパクトパワーヘッド」と呼ばれるモーター駆動式のヘッドを採用しています（VC-C12Aはエアー式の「フローリングターボヘッド」）

軽量コンパクトパワーヘッドは電動式の回転ブラシを備えており、カーペットのゴミも強力にかき出します。またヘッド上部からもホコリを吸い込む「床上ダストゲッター」、壁際や隙間を掃除しやすい「くるピタヘッド」機能を搭載しています。

ヘッドの変更に伴い「標準質量（本体・ホース・延長管・ヘッドの合計）」は400グラム重い4.3キロになりました（VC-C12Aは3.9キロ）。また吸込仕事率は300W～約30Wに低下（VC-C12Aは320W～約80W）。消費電力は850W～約120Wに減少しています（VC-C12Aは850W～約250W）。さらに付属品として「ふとん用ブラシ」が追加されています。

サイクロンシステムは「VC-C12A」と同じ「デュアルトルネードシステム」です。これはサイクロンによる「遠心分離」と「フィルター」でゴミと空気を分離する「ハイブリッドサイクロン」方式であり吸引力が99パーセント以上持続するとされています。さらに「圧縮集塵ゾーン」ではゴミを約1/5に圧縮するのでゴミ捨て時の舞い上がりを抑える効果があります。

ハイブリッドサイクロンはフィルターにゴミが付着すると吸引力が低下する弱点があります。これを予防するために定期的なフィルター清掃が欠かせませんが、掃除後にダストカップ上のツマミを回すだけで手軽にチリ落としができる「手動クリーニング機能」を備えています。

この他の機能として、ボタンひとつで作動する「ecoモード」と呼ばれる省エネ機能を搭載しています。これはヘッドが床から浮くとパワーを自動的に抑える「アイドリング機能」により消費電力量を最大約38パーセントも削減できるそうです。また人体工学に基づき設計され手首への負担が少ない「らくわざグリップ」を採用しています。

ジャパネット独自の付属品「ふとん用ブラシ」は「ダニトルピー VJ-B4」の名称で別売されているアタッチメントです。両側の車輪が1回転する度に、内部の「たたき棒」と「たたき玉」が約16回叩いて、布団に潜むダニやホコリを吸い込みます。凹凸が付いた大型車輪のお陰で布団に吸い付かないよう動かせます。また水洗い対応なのでいつも清潔に保てます。

評判・レビュー

長所

「トルネオ ミニ VC-J13 ジャパネットたかたモデル」の長所は、ヘッドが電動式のモーターヘッドに変更されていることです。

ベースモデルの「トルネオ ミニ VC-C12A」は、吸気で回転ブラシを駆動するタービンヘッドでしたが、モーター駆動式になったことで絨毯やカーペットのゴミをかき取る性能が大幅に向上しています。

また付属の「ふとん用ブラシ」は実売4,000円程度で販売されているアタッチメントです。ふとんクリーナーのように布団を叩きながらダニやホコリを吸引するので寝具の掃除にとても便利だと思います。

短所

「トルネオ ミニ VC-J13 ジャパネットたかたモデル」の短所はサイクロンシステムが旧式であることです。

本機のサイクロンシステムは、大きなゴミを旋回気流で遠心分離、小さなゴミをフィルターで除去する「ハイブリッドサイクロン」方式です。しかし最新の東芝製サイクロン掃除機は大半のゴミを遠心分離で除去する「フィルターレスサイクロン」方式を採用しています。

フィルターレスサイクロン方式の方がフィルターが汚れにくくお手入れの頻度も少なく済むので、その点に関しては最新モデルの方が優れていると言えるでしょう。

製品仕様