「日立 ごみダッシュサイクロン CV-SY8(HITACHI Gomi Dash Cyclone CV-SY8)」は2013年型「ごみダッシュサイクロン」シリーズのエントリーモデルです。
ゴミを簡単に捨てられる「ごみダッシュ」、エアー駆動方式の「パワフルエアーヘッド」を搭載しています。
後継機種は「日立 ごみダッシュサイクロン CV-SA8」です(2014年8月発売)
製品情報
「CV-SY8」は、日立が販売する低価格帯のサイクロン掃除機「ごみダッシュサイクロン」シリーズ(CV-SY20・CV-SY9・CV-SY8)の下位モデルです。本体色は「ブルー(A)」。付属品は「お手入れブラシ」「すき間用吸口」「アタッチメント」「ティッシュペーパー(ダストケース装着)1枚」の4点となります。
2012年に発売された「CV-SW8」の後継機種であり、違いは「消費電力が増加(20W)」「静電気防止素材ダストケースの廃止」です。これ以外の機能・性能について変更はありません。
上位モデル「CV-SY9」との違いは「吸込仕事率」「運転音」「重量」「ヘッド」となります。また「分散上方排気」「サッと収納」「本体・手もとねじれんホース」が省略されています。
吸込仕事率は上位機種より10W小さくなり、運転音の最小値が約1デシベル大きくなっています。またヘッドの違いにより、本体・ホース・パイプ・ヘッドの合計質量が200グラム軽くなっています。
ゴミを吸い取るヘッドは、エアー駆動方式の「パワフルエアーヘッド」となります。
これは吸気口から吸い込んだ空気の力でブラシを回転させるタイプです(他社では「タービンヘッド」「エアロノズル」等と呼ばれます)。モーターを内蔵しないので軽く使いやすいのですが、ブラシの回転力が弱く絨毯やカーペットに絡みついたゴミをかき出すのは苦手としています。基本的にフローリングや畳などに向いたヘッドと言えるでしょう。
サイクロンシステムは「ごみダッシュサイクロン」と呼ばれるものです。これは遠心分離を行わずゴミをフィルターでろ過する仕組みです。なぜ「サイクロン」と名付けられたのかというと、ダストケース内の立体フィルターで空気の流れを2方向に曲げて旋回気流を発生。目詰りしにくいようフィルター全体でゴミを除去する構造が理由です。
本機のサイクロンシステムは、ダイソンのようなゴミと空気を遠心分離する「フィルターレスサイクロン」とは根本的に異なる「擬似サイクロン」です。したがってフィルターが汚れやすく吸引力の低下が起きやすい弱点があります。
これをカバーするために、電源コードを引くと振動でフィルターのチリを落とす「フィルターお手入れ機構」、市販のティッシュペーパーをフィルターにセットして汚れを抑える機能、高めに設定されたモーター出力などの対策が取られています。
製品仕様
発売年月 | 2013年8月 |
---|---|
メーカー | 日立 |
型番 | CV-SY8(A) ブルー |
サイクロン方式 | 擬似サイクロン |
ヘッド・ノズル | パワフルエアーヘッド(タービンヘッド) |
本体寸法 | 幅25.5センチx奥行き33センチx高さ21.9センチ |
本体質量 | 本体のみ:3.9キロ(付属品含む:5.4キロ) |
吸込仕事率 | 620~約100W |
消費電力 | 1,170~約240W |
運転音 | 65~約60dB |
集じん容積 | 0.4リットル |
コードの長さ | 5メートル |