三菱電機 TC-ZXF30P 風神

「三菱電機 TC-ZXF30P 風神」は2016年8月に発売された「風神」シリーズの上位機種です。

風でゴミを吹き飛ばす「エアブロー機能」に対応した付属品を改良。「エアブローノズル」は幅広になり「2WAYロングノズル」もエアブロー機能対応になりました。また布団掃除専用の「アレルパンチふとんクリーンブラシ」などアタッチメントが充実しています。

「三菱電機 TC-ZXF30P 風神」の実売価格は52,000円前後です。

製品情報

三菱電機 サイクロン式クリーナー プレミアムタイプ(風神) シャインレッド TC-ZXF30P-R

「三菱電機 TC-ZXF30P 風神」は「三菱電機株式会社（本社：東京都千代田区）」が2016年8月に発売したキャニスター型掃除機「風神（ふうじん）」シリーズの上位モデルです。

本体カラーは「ブラウンゴールド」と「シャインレッド」の2種類をラインナップ。付属品は「2WAYロングノズル、アレルパンチふとんクリーンブラシ、エアブローノズル（幅広）、お手入れブラシ」の4点となっています。

三菱電機 風神 TC-ZXE30Pとの違いを比較

2015年型の「三菱電機 風神 TC-ZXE30P」と「TC-ZXF30P」の違いを比較してみましょう。

主な違いは「本体カラー」「付属品」「スマートフォン対応」となっています。

本体カラーは「シャインホワイト、カッパーオレンジ」から「ブラウンゴールド、シャインレッド」の2色に変わりました。

最も大きな違いは付属品の改良です。「エアブローノズル（幅広）」は約50センチ先で吹き出す風の幅を従来品より約2.6倍に拡大しています。さらに「2WAYロングノズル」もエアブロー機能対応になりました。

また「ふとんブラシ」も従来の簡単なものから本格的な「ふとんクリーナー」タイプの「アレルパンチふとんクリーンブラシ」に変更されました。

「アレルパンチふとんクリーンブラシ」は走行車輪と逆方向に回転するブラシで布団のゴミをかき出します。また底面部と回転ブラシに「アレルパンチ植毛」を採用。ダニの死がいやフン等のアレル物質を抑制する効果があるそうです。

一方で2015年型の目玉だった「スマートフォン連携機能（専用アプリによる消費カロリーのチェックなど）」はひっそりと廃止されています。

三菱電機 TC-ZXF20P 風神との違いを比較

下位モデルの「三菱電機 TC-ZXF20P 風神」と「TC-ZXF30P」の違いを比較してみましょう。

主な違いは「本体カラー」「ヘッド」「エアブロー機能」「付属品」「重量」となっています。

「TC-ZXF20P」の「かるスマ自走式パワーブラシ（JB-751XEM）」はブラシ幅259ミリの「ワイドクリーン自走式パワーブラシ（JB-761XEM）」より幅が狭く機能も少なくなっています。

具体的には「回転ブラシ抗菌加工」「アレルパンチ植毛」が省略されていて、回転ブラシを横に引き抜くだけでからんだ毛を除去できる「毛がらみ除去」機能もありません。

またゴミを風で掃き出す「エアブロー機能」も非搭載です。ただしヘッドの機能が少ないので総質量は「TC-ZXF20P」のほうが100グラム軽い4.4キロとなっています。

付属品については「サッシノズル、お手入れブラシ」の2点のみであり、合計4種類のアタッチメントが付属する「TC-ZXF30P」に比べると少なく感じられる思います。

三菱電機 TC-EXF10P Be-Kとの違いを比較

下位モデルの「三菱電機 TC-EXF10P Be-K」と「TC-ZXF30P」の違いを比較してみましょう。

「TC-EXF10P」と「TC-ZXF30P」は集じん方式が違うので機能・性能も全般に渡って異なります。

「TC-EXF10P」の集じん方式は吸い込んだゴミをダストケースのフィルターで除去する「フィルタータイプ」です。一方「TC-ZXF30P」はサイクロンで発生させた旋回気流でゴミと空気を遠心分離する「フィルターレスタイプ」を採用しています。

フィルタータイプは排気フィルターが目詰りすると吸引力が落ちてしまいます。一方フィルターレスタイプはダストケースにフィルターがないので吸引力が長持ちするメリットがあります。したがって「TC-EXF10P」より「TC-ZXF30P」のほうが高性能だといえるでしょう。

吸込仕事率は「TC-EXF10P」のほうが高いので吸引力も強そうに思えますが、フィルタータイプはフィルターが汚れても空気を通せるように吸込仕事率を高く設定しており、使い始めはパワーがあるのですがすぐに吸引力が落ちてしまいます。

排気性能に関しても「TC-EXF10P」はフィルターの性能が低いので、捕じん性能が「0.5μm以上の微細なゴミを99.9％キャッチ」とされており、「TC-ZXF30P」の「0.3μm以上の微細なゴミを99.999％キャッチ」に比べると見劣りします。

感想・評価

こちらの「TC-ZXF30P」は2015年型の「TC-ZXE30P」をベースにしたマイナーチェンジモデルであり基本性能はほとんど変わらない製品です。

2016年型の「TC-ZXF30P」はエアブロー機能が使いやすくなるように付属品が改良されていたり本格的な布団掃除用アタッチメントが追加されていたりします。

とりあえず付けてみただけという印象だったスマホ対応機能を廃止して、評判が良かったエアブロー機能やふとん専用ブラシが改良されたのはユーザーにとってうれしい変更だと言えるでしょう。

しかし基本的な機能・性能は2015年型と全く同じなのでエアブロー機能や布団掃除が不要な人は旧モデルを選んでも問題無いと思います。

製品仕様