「日立 ごみダッシュサイクロン CV-SC8」は日立製のサイクロン掃除機です。
2014年型をベースに「本体カラー」を変更したマイナーチェンジモデル。吸込仕事率620Wの強烈パワーが特長。ヘッドは吸気で回転ブラシを駆動する「パワフルエアーヘッド」です。
後継機種は「日立 ごみダッシュサイクロン CV-SD8」です(2016年8月発売)
目次
製品情報
日立 サイクロン式クリーナー(タービンブラシ)ブルー【掃除機】HITACHI ごみダッシュサイクロン CV-SC8-A
「日立 ごみダッシュサイクロン CV-SC8」は、日立アプライアンス株式会社(本社:東京都港区)が販売する「ごみダッシュサイクロン」の2015年モデルです。
付属品は「お手入れブラシ」「すき間用吸口」「別売り部品接続用アタッチメント」「ティッシュペーパー(ダストケース装着)」の4点です。
2014年型との違い
2014年型となる「CV-SA8」との違いは「本体カラー」です。
色自体はどちらも同じ「ブルー」なのですが、従来品は「上ふた」の周りが青色に塗られていました。一方、2015年モデルは上ふた全体がブルーに変化しています。
他の機能・性能については全く同じであり変更はありません。
上位機種との違い
上位機種となる「CV-SC90」との違いは「本体カラー」「サイズ」「重量」「集じん容積」「吸込仕事率」「集じん方式」「排気方式」「捕集率」「消費電力」「運転音」「付属品」となります。
本体カラーは本機が「ブルー」、上位機種は「ブラック」です。また全体のデザインも全く異なるものを採用しています。
サイズは本機が「長さ330*幅255*高さ219mm」、上位機種は「長さ358*幅230*高さ275mm」となっており、幅以外は本機のほうが小さいようです。
重量は本機が「本体質量3.9キロ・標準質量5.4キロ」、上位機種は「本体質量2.9キロ・標準質量4.2キロ」であり、上位機種のほうが1キロ以上も軽くなっています。
一方でダストケースの集じん容積は、本機が「0.4リットル」、上位機種が「0.25リットル」なので本機のほうが多くのゴミを溜められます。
吸込仕事率は本機が「620~約100W」、上位機種は「330~約40W」であり、一見したところ本機のほうが吸引力が強そうに思えます。しかし両者の集じん方式が異なっており、本機は擬似サイクロン方式の「ゴミダッシュサイクロン」なのに対して、上位機種は遠心分離とフィルターを併用する「2段ブーストサイクロン」を搭載しています。
排気に関してフィルター自体はどちらも同じなのですが、上位機種にある「分散上方排気」機能が本機にはありません。また捕集率も本機は「未公表」ですが上位機種は「約99%」とされており高性能です。
消費電力は本機が「1170~約240W」、上位機種は「840~約180W」であり、上位モデルのほうが節電対策が進んでいます。また運転音も本機が「65~約60dB」、上位機種は「59~約55dB」であり大きな違いがあります。
この他にも「手もとねじれんホース」「静電気防止素材ダストケース」「サッとハンドル」は上位機種のみの装備であり、本機では省略されています。
感想・評価
2015年型となる「ごみダッシュサイクロン CV-SC8」は、2014年モデルのマイナーチェンジ品です。
驚くべきことに2013年型の「日立 ごみダッシュサイクロン CV-SY8」から機能・性能の変化がなく、デザイン以外は2013年型・2014年型と同じです(細部の仕様変更はあるのかもしれません)
サイクロン機構も相変わらず遠心分離を行わない「擬似サイクロン方式」であり、実質的にはお手入れの手間を減らす工夫をした「フィルター式掃除機」と言えるでしょう。
日立のブランドネームがついた格安品を求めるニーズに対応して、このような機種が販売されているのでしょうが、機能・性能に変化がないのであれば、旧モデルをそのまま売り続けたほうが混乱しないような気がします。
製品仕様
発売年月 | 2015年8月 |
メーカー | 日立 |
型番 | CV-SC8(A) ブルー |
JANコード | 4902530099027 |
サイクロン方式 | ごみダッシュサイクロン(擬似サイクロン) |
ヘッド・ノズル | パワフルエアーヘッド(タービンヘッド) |
本体寸法 | 幅25.5センチ*奥行き33センチ*高さ21.9センチ |
本体質量 | 本体のみ:3.9キロ(付属品含む:5.4キロ) |
吸込仕事率 | 620~約100W |
消費電力 | 1,170~約240W |
運転音 | 65~約60dB |
集じん容積 | 0.4リットル |
コードの長さ | 5メートル |