パナソニック ツインサイクロン MC-SK16J

「パナソニック ツインサイクロン MC-SK16J」はツインサイクロンシリーズの上位モデルです。

モーター駆動式の「軽走パワーノズル」を搭載。「ふき掃除効果」「アイドリングオフ機能」も備えています。また「アレル物質抑制加工フィルター」を内蔵しています。

「パナソニック ツインサイクロン MC-SK16J」の実売価格は23,000円前後です。

製品情報

パナソニック サイクロン掃除機 ブルーブラック MC-SK16J-B

「パナソニック ツインサイクロン MC-SK16J」は、パナソニック株式会社（本社：大阪府門真市）が販売するサイクロンクリーナーです。

パナソニック製のサイクロン掃除機は「ツインサイクロン」シリーズと「プチサイクロン」シリーズがあり、ツインサイクロンシリーズは機能・性能をシンプルにして価格を抑えた廉価バージョンという扱いになります。

こちらで紹介する「MC-SK16J」はツインサイクロンの上位機種でありモーター駆動式のヘッドが特長です。また同梱される付属品は「すき間用ノズル」のみとなっています。

2014年型との違い

従来品の「MC-SK15J」との違いは「本体カラー」「ヘッド」「重量」「吸込仕事率」「消費電力」となります。

まず本体カラーですが、2014年型が「レッド」だったのに対して本機は「ブルーブラック」に変わっています。

ヘッドは「小型軽量パワーノズル」が軽量タイプの「軽走パワーノズル」になりました。

しかし重量は「本体質量2.4キロ、標準質量4.0キロ」から「本体質量3.1キロ、標準質量4.6キロ」になり、本体質量は700グラム、標準質量は600グラムも増加しています。

内訳を見るとヘッドが「軽走パワーノズル」に変更されたことで、ホース・延長管・床用ノズルの合計質量が約100グラム軽量化されたのですが、本体質量が700グラムも増えた結果、従来品より大幅に重くなってしまいました。

その代わり、吸込仕事率は「320W～約80W」から「500W～約60W」になり大きく向上しています。また消費電力も「900～約300W」から「1000～約150W」になり若干増加しました。

下位機種との違い

下位機種となる「MC-SK16A」との違いは「本体カラー」「ヘッド」「重量」「アイドリングオフ機能」「消費電力」「内蔵フィルター」です。

本体カラーは本機が「ブルーブラック」、下位機種は「レッドブラック」を採用しています。

ヘッドは下位機種がエアー式の「エアロノズル」なのに対して、本機はモーター駆動式の「軽走パワーノズル」を採用しています。吸気でブラシを回転させるエアロノズルに比べて重量は重くなりますが、その分、回転ブラシのかき取り性能が高くなっています。またフローリングをツルツルにする「ふき掃除効果」も備えています。

重量は、本体・ホース・延長管・床用ノズルの合計質量となる「標準質量」が下位機種より約300グラム重くなっています。これは前述したようにヘッドの違いが原因だと思われます。

さらに「アイドリングオフ機能」の採用により、消費電力の最小値が下位機種より約50W小さく省エネです。

アイドリングオフ機能とは、ヘッドを床から約5秒以上浮かせると自動的に運転を停止する機能です。もう一度ヘッドを下ろすと運転を再開します。アイドリングオフの状態が約10分続くと自動的に電源をオフにします。

排気フィルターは「アレル物質抑制加工フィルター」を装備しており、「一般フィルター」の下位モデルと比べて高い排気性能を実現しています。

感想・評価

2015年型の「ツインサイクロン」シリーズはデザイン・サイズに変更がないことからマイナーチェンジ品といって差し支え無いでしょう。

2014年型と比べて吸込仕事率が大幅に向上したのですが、その代わり重量も重くなっており感心できません。

また「ツインサイクロン式」と呼ばれる集じん方式は、かなり以前から使われ続けている旧式なもので、大半のゴミを内蔵フィルターで除去しています。

したがってフィルターが汚れやすく定期的に汚れ落としをする必要があります。一応、市販のティッシュペーパーを取り付けてお手入れの手間を軽減する機能もあるのですが、根本的な解決にはなっていません。

安価なサイクロン掃除機が欲しいというニーズを受けて、このような製品がラインナップされているのだと思いますが、お手入れの手間を考えると安価な「紙パック掃除機」のほうがマシな気がします。

製品仕様