パナソニック、2014年型プチサイクロン4機種を発表

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《新小型軽量モーター搭載のプチサイクロン2014年モデル》

パナソニックはサイクロン掃除機「プチサイクロン」シリーズの2014年モデル4機種を発表しました。商品ラインナップは「MC-SR520G」「MC-SR32G」「MC-SC32RG」「MC-SR22J」となります。新型プチサイクロンのセールスポイントは「軽量化」です。

約15%の軽量化を実現した「新小型軽量モーター」を採用。最上位機種の「MC-SR520G」は従来品(MC-SS330G)より本体質量が「2.3キロ」も軽くなりました。またエントリーモデル「MC-SR22J」の「新小型軽量パワーノズル」も従来比約10%の軽量化を達成しています。

発売日は2014年8月29日(金)。店頭予想価格は「MC-SR520G」が6万5000円前後。「MC-SR32G」と「MC-SC32RG」が5万5000円前後。「MC-SR22J」が4万5000円前後です。

→ パナソニック プチサイクロン MC-SR520Gの比較と評判
→ パナソニック プチサイクロン MC-SR32Gの比較と評判
→ パナソニック プチサイクロン MC-SC32RGの比較と評判
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目次

プチサイクロン MC-SR520G(市場想定価格65,000円前後)

2013年モデル「パワープレスサイクロン MC-SS330G」の後継機種。本体カラーは「ピンクシャンパン」。ローラー部分がチェック柄デザインになっています。

ボディをプチサイクロンシリーズと共通化することで大幅な小型軽量化を実現。従来品と比べて奥行は約10センチ、本体質量は2.3キロ軽くなりました。

4機種の中で唯一、親ノズル・子ノズルの両方に「LEDナビライト」を搭載。また「帯電フィルター」を装備しており「0.3 μm以上を約99.9%キャッチ」する補じん性能を備えています。

また付属品として「3段伸縮ロングすき間ノズル」「ふとん清潔ノズル」が同梱されています。

プチサイクロン MC-SR32G(市場想定価格55,000円前後)

2013年モデル「プチサイクロン MC-SR31G」の後継機種。本体カラーは「メタリックシルバー」です。

基本性能は上位機種の「MC-SR520G」とほぼ同一ですが、標準質量が100グラム軽いのが特長です。「LEDナビライト」は子ノズルのみとなっており、補じん性能は「0.5μm以上を約99.9%キャッチ」です。

付属品は「ワンタッチ手元ブラシ」「すき間用ノズル」「ホース掛け」の3点です。

プチサイクロン MC-SC32RG(市場想定価格55,000円前後)

2013年モデル「プチサイクロン MC-SC31RG」の後継機種。本体カラーは「メタリックレッド」です。

大手家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、ケーズデンキ、ジョーシンなど)で販売される販路限定モデル。パナソニックの公式サイトに掲載されていない商品です。

機能・性能はスタンダードモデル「MC-SR32G」と同一です。

プチサイクロン MC-SR22J(市場想定価格45,000円前後)

2013年モデル「プチサイクロン MC-SR21J」の後継機種。本体カラーは「メタリックピンク」です。

最も低価格なエントリーモデルであり、標準質量は4機種の中で最も軽い4.4キロです。一方で吸込仕事率の最小値は他機種より低い50W、運転音の最大値は2デシベル大きい59dBとなっています。

ヘッドは「小型軽量パワーノズル」を搭載。「自走機能」「親子のノズル」「LEDナビライト」「ハウスダスト発見センサー」は省略されています。

また「フローリングの菌までふき掃除」が「ふき掃除」に変更。省エネ機能「エコナビ」と付属品の「ホース掛け」も省略されています。

パナソニック プチサイクロンシリーズ 2014年モデルの概要

2014年モデルは従来品(MC-SR31G・MC-SR21J)と同じA4サイズのコンパクトボディを採用。サイクロン機構も従来品と同じ「パワープレスサイクロン」です。

パワープレスサイクロンはフィルターを併用する「ハイブリッドサイクロン」方式であり、ゴミと空気の「遠心分離」とゴミを圧縮して舞い上がりを防ぐ「空圧分離」を行います。

前述したように約15%軽量化された「新小型軽量モーター」を採用。ブラシが「毛先が球ブラシ」「Y字ブラシ」に進化しており、じゅうたん・フローリングのゴミをしっかり除去します。

またフィルターにステンレスを使用した「ステンレスガード」を採用しており、毛やゴミがからまりにくくお手入れが簡単になりました。

→ パナソニック、見えないゴミを発見して教えてくれるサイクロン式掃除機(マイナビニュース)

パナソニック プチサイクロンシリーズ 2014年モデルの感想

今回発表された2014年型プチサイクロンは、基本的に2013年型のマイナーチェンジ品となります。ヘッドやサイクロン機構などサイクロンクリーナーとしての基本部分に大きな変化は見られません。

最上位機種の「MC-SR520G」は重量を従来機種(MC-SS330G)の約半分に軽量化したとされていますが、「パワープレスサイクロン MC-SS330G」はワンクラス上の「MC-SS」シリーズであり、後継機種として比較するのは無理があると思います。

「MC-SR520G」は、現在1機種しか無く中途半端な存在だった「MC-SS」シリーズの機能を受け継いだ商品と言えるでしょう。ただし「ハウスダスト発見センサー」の「ブラシ回転制御」「ULPAフィルター」などは継承されていません。

プチサイクロンシリーズは軽量コンパクトで日本メーカーらしい便利機能を備えており魅力的に感じられると思います。

しかし肝心のサイクロン機構が遠心分離とフィルターを併用する「ハイブリッドサイクロン」なので、ダイソンや東芝の「フィルターレスサイクロン」と比べるとフィルター清掃の手間がかかります。

プチサイクロンシリーズを購入される方は、その点を頭に入れた上で検討されたほうが良いでしょう。

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