東芝 トルネオ ミニ VC-C3

「東芝 トルネオ ミニ VC-C3（TOSHIBA TORNEO mini VC-C3）」は小さく軽いサイクロン掃除機「トルネオ ミニ」シリーズの2013年型スタンダードモデルです。

奥行約30センチ、本体2.3キロのコンパクトボディに吸引力が99パーセント持続する「デュアルトルネードシステム」を搭載。モーター駆動方式の「軽量コンパクトパワーヘッド」が付属します。

後継機種は「東芝 トルネオ ミニ VC-C4」です（2014年12月発売）

製品情報

東芝 サイクロンクリーナー トルネオミニ 掃除機 VC-C3(R) グランレッド

「トルネオ ミニ（TORNEO mini）」は、東芝が販売するサイクロンクリーナーの中でも小型・軽量をコンセプトにしたシリーズです。

2013年型のトルネオミニには「VC-C3」と「VC-C3A」の2機種があり、こちらで紹介する「トルネオ ミニ VC-C3」は上位機種に該当します。

東芝 トルネオ ミニ VC-C3Aとの違いを比較

下位モデル「東芝 トルネオ ミニ VC-C3A」との違いを比較してみましょう。

主な違いは「標準質量」「ヘッド」「カーボン延長管」「グリップ」「エコモード」「付属品」「本体カラー」です。

ボディカラーは「グランレッド」と「ピンクゴールド」の2色。付属品は「すき間ノズル」「お手入れブラシ」の2点となっています。

東芝 トルネオ ミニ VC-C12との違いを比較

2012年型の「東芝 トルネオ ミニ VC-C12」から最も大きく変化したのはボディの形状です。

「トルネオV コンパクト」と同タイプの車輪をカバーで隠すデザインを採用。障害物に引っかかりにくく本体を持ち上げた時に衣類を汚さない工夫がされています。スペックに関しては小型軽量化（約200グラム）された一方で吸込仕事率が若干低下しています（約20W）

ヘッド

ヘッドは「軽量コンパクトパワーヘッド」と名付けられたモーター駆動式です。

他社製品では「モーターヘッド」「パワーノズル」と呼ばれるタイプであり、電動の「回転ブラシ」がカーペットの奥からゴミをかき出します。しかし上位機種に見られるヘッドの「自走機能」は採用されていません。

この他にヘッドの便利機能として、約6.5センチ以上のすき間に入る「床ピタ設計」、手元をひねるとヘッドが90度回転する「タテ・ヨコ回転」、床上を浮遊するホコリを吸い取る「床上ダストゲッター」、「抗菌ブラシ」、お手入れカバーと回転ブラシ部の「水洗い対応」など、東芝製サイクロンクリーナーに共通する機能が取り入れられています。

パイプ・ホース

ヘッドとホースを接続する「延長管（パイプ）」にはカーボン素材を採用。「細径ホース」との相乗効果で本体・ホース・延長管・ヘッドの合計質量は約3.8キロとなっています。

集じん方式

サイクロンシステムは2012年型と同じ「デュアルトルネードシステム」を継承しています。これは大きめのゴミと空気を「旋回気流」で遠心分離しながら圧縮。微細なチリはダストカップ上部の「プリーツフィルター」で除去する仕組みとなっています。

サイクロンによる遠心分離とフィルターを併用しているため、当サイトでは「ハイブリッドサイクロン方式」に分類しています。

ハイブリッドサイクロン方式は、ダイソンのようにフィルターを使用しない「フィルターレスサイクロン方式」に比べると目詰りによる吸引力の低下が起きやすくフィルターのお手入れ（水洗い）が必要です。

本機はお手入れの手間を軽減するために、ツマミを動かしてフィルターの塵を落とせる「手動クリーニング機構」を搭載しています。

排気フィルター

排気性能に関しては「高集塵プリーツフィルター」と「フラボノイドフィルター」を組み合わせた「クリーン排気設計」により、粒子径0.5μm以上の微細塵を約99.9%キャッチできるとされています。

省エネ機能

国産サイクロン掃除機に多く見られる「省エネ機能」は「ecoモード」を搭載しています。これはヘッドに内蔵されたセンサーが接地状況を検知して、床から離れた場合は自動でパワーを抑えます。さらに6秒後、自動停止してムダな消費電力を最大約38%カットする機能です。

使いやすさ・便利機能

この他に人間工学に基いて疲れにくく設計された「新らくわざグリップ」、ワンタッチで手元ブラシ・すき間ノズルに変化する「2WAYブラシ」、ホースが回転して転倒を防ぐ「ねじれんホース」、吸いつきを抑える「吸いつき防止回路」、本体のストッパーに延長管をセットして収納できる「スタンド収納」など、使いやすさを考慮した便利機能を装備しています。

製品仕様