シャープ プラズマクラスターサイクロン EC-WX310

「シャープ プラズマクラスターサイクロン EC-WX310（SHARP PLASMACLUSTER CYCLONE EC-WX310）」はシャープが販売するキャニスター型サイクロン式掃除機です。

数種類あるプラズマクラスター掃除機のハイエンドモデル。クリーン排気と静音化を徹底的に追求しているのが特長。自走式モーターヘッドを搭載しています。

「シャープ プラズマクラスターサイクロン EC-WX310」の実売価格は39,000円前後です。

製品情報

「プラズマクラスターサイクロン EC-WX310」は「窓を開けずにお掃除できる」をコンセプトに、「空間清浄ユニット」「ULPAクリーンフィルター」「プラズマクラスター」など、シャープ自慢の技術を詰め込んだ最高級機種です。ボディカラーは「EC-WX310-D（オレンジ系）」と「EC-WX310-G（グリーン系）」の2種類が用意されています。

最大の特長は「空間清浄ユニット」と呼ばれる新開発の排気システムです。これは「吸引ファンモーター」と「高集じんプリーツフィルター」で構成されています。掃除中に、本体上部の「パワールーバー（吸込口）」から、舞い上がったホコリを吸引。空気中のホコリが掃除前より約60パーセント減少するそうです。さらにシャープのお家芸である「プラズマクラスター」を、掃除終了後も約15分間放出して、室内をクリーンに保ちます。

排気フィルターは「ULPAフィルター（Ultra Low Penetration Air Filter）」を採用。これは空気清浄機や工場のクリーンルームにも用いられる超高性能フィルターであり、0.3μm以上のホコリを99.99パーセント以上キャッチできるそうです。

もうひとつの特長は、業界最高水準の静音設計です。その秘密は、7つのサイレンサー（消音器）で運転音を小さくする「ハイブリッドサイレンサーシステム」にあります。

ヘッドと延長管には「パワーヘッドサイレンサー」「吸音マフラー」を装備。ダストカップは「遮音サイクロンカプセル」で振動音を抑えています。最も騒音が大きいモーター部分には「モーター吸音ドーム」と「モーターサイレンサー」「振動吸収ゴム」を組み合わせて遮音。さらに「排気サイレンサー」で排気音を低減します。これにより約52デシベルという静音化を実現しています（空間清浄ユニット運転時は約53デシベル）

サイクロンシステムは、ダストカップ内での遠心分離にフィルターを組み合わせた「ハイブリッドサイクロン」タイプです。ゴミを約15分の1に圧縮する「スクリュープレスシステム」が特長。ドリルのように螺旋状の溝が切られた「ロングスクリューフィン」が掃除中に回転します。この「ロングスクリューフィン」には、猫の舌のように細かい突起が付いていて、吸い込んだゴミを効率よく押し固めます。

ハイブリッドサイクロンの弱点であるフィルターの目詰りについては、「センサー自動クリーンメカ」で対応しています。ダストカップ上部のHEPAクリーンフィルターが目詰りすると、音とランプでお知らせして、運転停止後に自動でフィルターのホコリを落とします。この機能により約40日間ゴミ捨て・お手入れが不要になるとメーカーは発表しています。

この他に、ノズルが浮いた時や床の種類に合わせてパワーをコントロールする「エコ技」節電機能、ヘッド操作をアシストする「自走パワーヘッド」など、掃除を楽にする機能が搭載されています。

「プラズマクラスターサイクロン EC-WX310」本体の他に、ベンリブラシ、2段伸縮すき間ブラシ、ベンリヘッド、つぎ手パイプが付属します。

評判・レビュー

長所

「EC-WX310」は、非常に静かなサイクロンクリーナーです。吸音材や消音マフラーの組み合わせにより、サイクロン掃除機に多い高音ノイズをカット。他社製品と較べても圧倒的に小さな音で掃除可能です。また排気性能も高いのでハウスダストが気になる人におすすめします。

短所

とにかく「大きく重い」というのが「EC-WX310」の印象です。付属品を合わせると7キロを超える重量は、気軽に持ち運べる重さではありません。本体もかなり大きい作りなので、収納場所に苦労しそうです。購入前に実機を見て確認することをおすすめします。

製品仕様