「日立 2段ブーストサイクロン CV-SY300(HITACHI 2 Boost Cyclone CV-SY300)」は「2段ブーストサイクロン」シリーズの小型ハイパワータイプ下位モデルです。
「高気密集じん構造」が省略されたため、捕集率は約99.9%となっていますが、それ以外の機能・性能は上位モデル「CV-SY500」と同等です。モーター駆動式の「スマートヘッド」を搭載しています。
後継機種は「日立 パワーブーストサイクロン CV-SA300」です(2014年7月発売)
製品情報
日立 掃除機 サイクロン 2段ブーストサイクロン CV-SY300 N
「CV-SY300」は、日立のサイクロン掃除機「2段ブーストサイクロン」シリーズ6機種の中で、「小型ハイパワータイプ」とされる2機種(CV-SY500・CV-SY300)の下位モデルです。ボディカラーは「ルビーレッド(R)」と「シャンパン(N)」の2色から選べます。
付属品は「ワイド曲が~るロング吸口」「クルッとブラシ」「サッとハンドル」「お手入れブラシ」「すき間用吸口」「アタッチメント」「ティッシュペーパー1枚(ダストケース装着)」となっています。
上位機種「CV-SY500」との違いは「重量」「捕集率」「本体カラー」です。また「高気密集じん構造」と「アレルオフ加工」が省略されています。
まず重量に関しては、高気密集じん構造の省略により、本体内の部品点数が減っていることから、上位機種より100グラム軽くなっています。しかしゴミの捕集率は「約99.9%」に低下しています。また内蔵フィルターのアレルオフ加工も省略され抗菌加工のみとなっています。
これ以外の機能・性能は「CV-SY500」と同じです。
ヘッドは、2013年モデルから採用された「スマートヘッド」と呼ばれる小型軽量タイプです。軽く押すだけで前に進む「自走機能」を備えており、モーター駆動でブラシを回します。スマートヘッドは、内蔵モーターの配置を前後から上下に変更するなど、設計を見直して約30グラムの軽量化とコンパクトサイズを実現しています。また従来品の固定ハケを回転ハケに変更することで、ヘッドの後ろにあるゴミも吸い込む「ダブル吸引機構」を搭載しています。
またヘッド・パイプ・ホースを徹底的に軽量化していることも「CV-SY300」の特長です。例えばヘッドとパイプにはカーボン繊維強化プラスチックを使用した「カーボンライト」、ホースは内径を36ミリに抑えて硬さの異なる樹脂で引っ掛かりを軽減した「スマートホース」が採用されています。
サイクロン機構は従来品と同じ「2段ブーストサイクロン」です。
これは上下2段構造となっており、1段目で空気を加速させてゴミと空気を遠心分離します。さらに2段目の入口で再加速。ゴミを圧縮するというものです。しかし遠心分離されるのはゴミの一部であり、大部分はダストケースのフィルターで除去する仕組みとなっています。
2段ブーストサイクロンはダストケースのフィルターが目詰まりしやすいやめ、吸引力を長持ちさせるためにモーターパワーを強力にしています(吸込仕事率は400W)。また電源コードを引くと振動でチリを落とす「フィルターお手入れ機構」、ティッシュペーパーをフィルターに重ねてゴミの付着を抑える機能を備えています。
省エネ機能は、床センサーで床質を自動検知。パワーとブラシ回転数を自動コントロールする「ecoこれっきり運転」、ヘッドを止めるとパワーを抑えて停止する「アイドリング&ストップ機能」を搭載。これらにより消費電力を最大で約75パーセント節電できます。
製品仕様
発売年月 | 2013年8月 |
---|---|
メーカー | 日立 |
型番 | CV-SY300(R) ルビーレッド CV-SY300(N) シャンパン |
サイクロン方式 | 擬似サイクロン |
ヘッド・ノズル | スマートヘッド(自走式モーターヘッド) |
本体寸法 | 幅23センチx奥行き35.8センチx高さ27.5センチ |
本体質量 | 本体のみ:3.5キロ(付属品含む:5キロ) |
吸込仕事率 | 400~約50W |
消費電力 | 950~約190W |
運転音 | 57~約53dB |
集じん容積 | 0.25リットル |
コードの長さ | 5メートル |