日立 2段ブーストサイクロン CV-SA200

「日立 2段ブーストサイクロン CV-SA200」はサイクロン掃除機「2段ブーストサイクロン」シリーズの上位機種です。

前後左右から吸引できる「4方向吸引スマートヘッド」、捕集率「約99％」のクリーン排気、「カーボンライト」「かるワザグリップ」が特長です。

後継機種はありません（2015年型の2段ブーストサイクロンは「CV-SC100」と「CV-SC90」です）

製品情報

日立 サイクロン式クリーナー(自走パワーブラシ)レッド【掃除機】HITACHI 2段ブーストサイクロン CV-SA200-R

「2段ブーストサイクロン CV-SA200」は、日立が販売するサイクロン式クリーナーの小型軽量タイプ「2段ブーストサイクロン」シリーズ（CV-SA200・CV-SA100・CV-SA90）のハイグレードモデルです。

本体カラーは「レッド」。付属品は「クルッとブラシ」「サッとハンドル」「お手入れブラシ」「すき間用吸口」「アタッチメント」の5点です。

2013年モデルとの違い

2013年モデル「2段ブーストサイクロン CV-SY200」との違いは「吸込仕事率」「消費電力」「捕集率」「ヘッド」です。サイズ・重量・運転音の変化はありません。

吸込仕事率については「340W～約40W」になり従来品より最大値が10W向上しています。一方で消費電力は従来品より10W少ない「840W～約180W」に改良されました。また従来品では未公表だった捕集率が「約99%」に向上しています。

ヘッドは新型の「4方向吸引スマートヘッド」を採用しています。これはモーター駆動方式の「回転ブラシ」と軽く押すだけでヘッドが進む「パワフル自走」機能を備えています。

注目ポイントは「4方向吸引機構」の搭載です。従来品の「ダブル吸引機構」を進化させたもので、ヘッドの側面からも空気が流れるよう開口部を拡大。「サイドブレード」と呼ばれるゴミ製の青い板をヘッドから少しはみ出る形で設置して、ゴミを取り残しやすい壁際にも対応できるようになりました。

また「回転ハケ」の幅を回転ブラシと同じサイズに拡大した「ロングローラー」により、引いた時のダストピックアップ率も向上しています。

この他にも、ヘッドが左右90度に曲がる「クルッとヘッド」、ヘッドから手元操作部が水平になり高さ8センチ以上の隙間に入る「ペタリンコ構造」、糸くず・髪の毛が絡みにくい「からまん機構」、前部のシャッターが可動して壁際のゴミをかき取る「きわぴたスイングシャッター」、フローリングの菌も拭き取る「かるふきブラシ」、回転ブラシの「ワンタッチ着脱」「水洗い対応」など、便利機能を満載しています。

他の機能・性能は基本的に2013年モデルを踏襲しておりマイナーチェンジ品といった印象です。

下位機種との違い

スタンダードモデル「2段ブーストサイクロン CV-SA100」との主な違いは「捕集率」「ヘッド」「カーボンライト」「かるワザグリップ」「省エネ機能」「付属品」となります。

まず捕集率（粉塵を除去する性能）ですが、0.3～10マイクロメートルのゴミを「約99％」除去する性能を持っています（下位モデルは未公表）

ヘッドは前述したように「4方向吸引スマートヘッド」が付属します（下位モデルは4方向吸引と自走機能を省略した「ごみハンターヘッド」）

またヘッドとパイプ（延長管）には「カーボンライト」と呼ばれるカーボン素材を使用した軽量化技術を採用。さらに3機種の中で唯一、握りやすく持ち上げやすい形状の「かるワザグリップ」を装備しています。

省エネ機能は、床質に合わせてパワーとブラシ回転数を自動コントロールする「ecoこれっきり運転」が「強・中・弱」の3段階となっています（下位モデルは「中・弱」の2段階）。また本機のみヘッドの動きを検知してパワーを抑制・自動停止する「アイドリング&ストップ機能」を備えています。

この他に、延長パイプやグリップに取り付けて使える「クルッとブラシ」が付属します。これはブラシを回転させて使いやすい角度に調整できるので、棚の上や隙間の掃除に便利です。

製品仕様