パナソニックは、コード式とコードレス式に対応するハイブリッド電源のサイクロン掃除機「MC-HS」シリーズ2機種を発表しました。店頭予想価格は「MC-HS700G」が108,000円前後。「MC-HS500G」が100,000円前後。発売日は2013年10月20日です。
ハイブリッド電源掃除機「MC-HS」シリーズのセールスポイントは、交流式(コード式)と充電式(コードレス)の2種類の電源方式に対応していることです。これにより電源プラグの差し替えが少なくなり、掃除方法や場所に合わせて使い分けできるとされています。
掃除機能に関しては「パワープレスサイクロン」「新パワフル自走ノズル」「LEDナビライト」「ハウスダスト発見センサー」など、同社のサイクロン掃除機でおなじみの機能を搭載しています。
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ハイブリッド電源掃除機 MC-HS700G
- MC-HS700G-S(店頭予想価格108,000円前後)
ハイブリッド電源掃除機「MC-HS」シリーズの上位モデルです。サイクロンシステムは「パワープレスサイクロン」を採用。「逃がさんフィルター」と「メタルメッシュシリンダー」の「ダブル反転気流」でゴミの遠心分離・圧縮を行います。またUSBポート付きバッテリーを搭載しており、非常時のバックアップ電源として利用可能です。
ハイブリッド電源掃除機 MC-HS500G
- MC-HS500G-W(店頭予想価格100,000円前後)
ハイブリッド電源掃除機「MC-HS」シリーズの下位モデルです。こちらもサイクロンシステムは「パワープレスサイクロン」ですが、「ダブル反転気流」が省略されメタルではないメッシュシリンダーに変更されています。またバッテリーの出力用USBポートも省かれています。
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ハイブリッド電源掃除機についての感想
今回パナソニックから発表された「MC-HS」シリーズは、何とも中途半端な製品に感じられます。
コードレスタイプのメリットは本体を軽くコンパクトにできることですが、「MC-HS」シリーズのバッテリーを含む標準質量は6.8キロとかなりの重さです。これでは持ち運びながら長時間使うのは厳しいでしょう。
コードレス掃除機の主流はスティックタイプであり、大きく重いキャニスタータイプをコードレス化する理由がわからなかったのですが、電源プラグの抜き差しで腰をかがめる回数を減らせるということなのかもしれません。またキャニスター型の筐体を利用することでコストダウンできるメリットもあるのでしょう。
さらに気になるのが、パナソニック製サイクロン掃除機のラインナップです。
「MC-HS」シリーズと同時にキャニスター型のコードレス掃除機「コードレスプチサイクロン MC-BR30G」が発売されるため、「コード式」「コードレス式」「ハイブリッド式」のキャニスター型サイクロン掃除機が同じ売場に並ぶことになります。これではユーザーが迷ってしまうのではないでしょうか。
また2機種とも店頭予想価格が10万円を超えるだけに、発売後の売れ行きが気になります。