「パナソニック ツインサイクロン MC-SK14G(Panasonic Twin Cyclone MC-SK14G)」はリーズナブルなサイクロン掃除機「MC-SK」シリーズの2013年型ハイグレードモデルです。
従来品よりパワーが強化され吸込仕事率は620Wになりました。「アイドリングオフ機能」を搭載しており、ヘッドは自走機能を持つ「パワフル自走ノズル」です。
後継機種は「パナソニック ツインサイクロン MC-SK15J」です(2014年9月1日発売)
製品情報
「ツインサイクロン MC-SK14G」は、パナソニック製サイクロン掃除機のセカンドライン「MC-SKシリーズ(MC-SK14G・MC-SK14A・MC-SKL14A)」の最上位機種です。本体カラーは「ブラック」。付属品は「すき間ノズル」「お手入れブラシ」の2点です。
本機は2012年に発売された「パナソニック ツインサイクロン MC-SK13G」の後継機種となります。「MC-SK13G」との違いは「サイズ」「重量」「吸込仕事率」「運転音」「消費電力」「アイドリングオフ機能」「ボディカラー」です。
まずサイズは従来品が幅25.6センチだったのに対して、本機は幅25.7センチと1ミリ大きくなっています。また本体質量(本体のみの重さ)も100グラム増えています。これはモーターパワーを強化したことによる影響だと思われます。
特筆すべき点は吸込仕事率の向上です。従来品は最大590Wでしたが、本機の吸込仕事率は最大620Wに強化されています。それと引き換えに消費電力は140W増加しています。しかし運転音は最小値が約2デシベル大きくなっただけに抑えられています。
また省エネ機能としてヘッドが浮くと運転を自動停止する「アイドリングオフ機能」を搭載。使わない時を見分けて消費電力を抑制する効果があります。
ヘッドはモーター駆動方式の「パワフル自走ノズル」です。
名前の通り自走機能を備えており、軽く押すだけでヘッドが前進します。またマイナスイオンで汚れを引き剥がす「フローリングの菌までふき掃除」、床上を漂うハウスダストも吸い込む「エアダストキャッチャー」、ペダルを踏むとヘッドが外れて「子ノズル」として使える「親子のノズル」など、従来品でも好評だった機能が継承されています。
サイクロンシステムは「ツインサイクロン式」と呼ばれる遠心分離をしないタイプです。
どのような仕組みかというと、ダストボックスの中で吸い込んだ空気を曲げて、左右2つの旋回気流を発生させます。ゴミはダストボックスの端から溜まるので、フィルター中央の吸気通路が確保され、目詰りを抑えて吸引力が長持ちする構造です。
ダイソンに代表される「フィルターレスサイクロン」のように、ゴミと空気を極限まで遠心分離する構造ではないので、同じサイクロンといっても本機は「擬似サイクロン」に分類される製品です。このタイプは吸引力が落ちやすいのが弱点ですが、ゴミの溜まり具合に合わせてパワーを強化する「パワー持続センサー」で対応しています。しかしフィルターのチリを落とす手入れは定期的にする必要があります。
また内部には「アレル物質抑制フィルター」と「抗菌酵素フィルター」を搭載。アレル物質(花粉、ダニの死がい・フンなど)やカビ菌の繁殖を抑えます。
製品仕様
発売年月 | 2013年8月 |
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メーカー | パナソニック |
型番 | MC-SK14G-K(ブラック) |
サイクロン方式 | 擬似サイクロン |
ヘッド・ノズル | パワフル自走ノズル(自走式モーターヘッド) |
本体寸法 | 幅25.7センチx奥行き29.7センチx高さ23.4センチ |
本体質量 | 本体のみ: 3.8キロ(付属品含む: 5.5キロ) |
吸込仕事率 | 620~約70W |
消費電力 | 1140~約200W |
運転音 | 65~約55dB |
集じん容積 | 0.7リットル |
コードの長さ | 5メートル |