「エレクトロラックス モビライト(MobiLITE)」はスウェーデンの家電メーカー「Electrolux」が販売するサイクロン掃除機です。
北欧らしいシンプルなデザインとカラーリングが特長。1リットルの「大容量ダストカップ」と空気清浄機にも使われる「HEPAフィルター」でクリーンな排気を実現。吸気式の「ターボノズル」が付属します。
「エレクトロラックス モビライト」の実売価格は17,000円前後です。
目次
製品情報
エレクトロラックス サイクロン式タービンブラシ モビライト オーキッド ZLUX1851
「エレクトロラックス モビライト」は、「エレクトロラックス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区)」が販売するサイクロン式掃除機です。
本体カラーは「オーキッド」と「パシフィックブルー」の2種類です。特にオーキッドは、パントン社(PANTONE)が選定する2014年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた流行色なのだそうです。
付属品は「2in1ノズル」と「布用ノズル」の2点です。2in1ノズルは「すき間ノズル」と「ブラシ付きノズル」の両方で使える便利なアタッチメントです。一方、布用ノズルは布団やベッド等の布製品に使用します。
機能・性能
エレクトロラックス社の掃除機は、紙パック式掃除機の「エルゴスリー」シリーズやコードレス掃除機の「エルゴラピード」がありますが、こちらの「モビライト(MobiLITE)」はキャニスター型の掃除機で集塵方式に「サイクロン式」を採用しています。
しかしサイクロン式といっても、旋回気流の遠心力でゴミと空気を分離する「フィルターレスサイクロン方式」ではなく、ゴミの大半をフィルターで除去する「擬似サイクロン方式」となっています。
ではダストカップ内で発生させた旋回気流を何に使うのかというと、フィルターにチリが付着するのを抑えて吸引力を長持ちさせる効果を狙っています。
ヘッドは空気の力で回転ブラシを駆動する「ターボノズル」です。他社では「タービンヘッド」や「エアロノズル」とも呼ばれており、お手入れが容易でヘッドを軽くできるメリットがあります。しかしブラシの回転力が弱いのでモーター駆動式の「モーターヘッド」に比べるとゴミをかき上げる性能は劣っています。
風量の調節は「スライド式」です。無段階調節可能なので掃除場所に合わせて最適な吸引力に設定できます。排気性能については「HEPAフィルター」「スポンジフィルター」「排気フィルター」の3重構造になっており、微細なハウスダストを見逃しません。
ゴミ捨てはワンプッシュでフタが開くので手を汚さず行えます。ダストカップは1リットルの大容量。もちろん水洗い可能です。
感想・評価
本機はエレクトロラックスが久しぶりに発売したキャニスター型のサイクロンクリーナーです。しかしメーカーからのプレスリリース等もなくひっそりと発売されていました。
エレクトロラックスといえば高級紙パック掃除機「エルゴスリー」が有名ですが、サイクロン式の「モビライト」は実売17,000円と比較的安価なのが特徴的です。
吸込仕事率が「193W」と低いのですが、海外メーカーらしく「ダストピックアップ率」を公表しており、その数値はフローリングなどの床で94パーセントとされています。
またコードの長さが「4.3メートル」と少々短めなのが気になります(国内メーカー製品は5メートルが標準)。それ以外は非常にシンプルで「HEPAフィルター」以外に目立つ部分はありません。
おそらく「モビライト」は、エルゴスリーだけではキャニスター型掃除機のラインナップが少なすぎるので、種類を増やして売り場を確保するために投入された製品なのかもしれませんね。
エレクトロラックス サイクロン式タービンブラシ モビライト パシフィックブルー ZLUX1852
製品仕様
発売年月 | 2014年10月 |
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メーカー | エレクトロラックス |
型番 | ZLUX1851(オーキッド) ZLUX1852(パシフィックブルー) |
JANコード | 7319590050542(オーキッド) 7319590050559(パシフィックブルー) |
サイクロン方式 | サイクロン式(擬似サイクロン) |
ヘッド・ノズル | ターボノズル(タービンヘッド) |
本体寸法 | 幅26センチ*奥行き37.5センチ*高さ28センチ |
本体質量 | 本体のみ:4.2キロ(付属品含む:5.8キロ) |
吸込仕事率 | 193W |
消費電力 | 1000W |
運転音 | 64dB~約44dB |
集じん容積 | 1.0リットル |
コードの長さ | 4.3メートル |